初めての高校生による『初夏の寄せ植え』企画

~夏の定番人気 ペチュニアを長く楽しむコツ伝授~

 梅雨入りして間もなく、鶴舞桜が丘高校で南総公民館主催事業『初夏の寄せ植え』が実施され、同校『食とみどり科』で花を専攻している2年生の男女生徒8名と参加者30余名が農場内の教室に集まった。開校式では、子安由男校長が「生徒が皆さんと接することでコミュニケーション能力の向上につながれば」と挨拶し、農場長の西野将司教諭も「生徒が実習として皆さんに教える初めての企画です」と話した。
 その後、男子生徒が講座の流れを伝え、生徒全員が自己紹介、女子生徒が今回扱うペチュニアについて「雨に弱いといわれるペチュニアですが、強いタイプのものもあります」と実物を見せ、「造花では味わえない生きている草花の変化を楽しみましょう」と話した。
 次に、西野農場長が「ちょっとしたコツをつかめば、長く楽しめる管理方法を教えたい。今日は切り戻した状態の花苗を持ち帰っていただく。今、花が咲いているから、蕾があるからもったいないと思わず、丸坊主にしてください。ペチュニアは暑さにも強いので、この時期に切り戻しをすれば、2、3週間後には満開になり、11月まで花を楽しめます」と説明したのち質問タイム。熱心な参加者の皆さんからは、ユーモアたっぷりに分かりやすく答えてくれる西野農場長に、ペチュニアだけでなく、「母の日にもらったカーネーション」など他の草花についての質問も飛び交った。
 当日は雨のため、温室(園芸実習室)で寄せ植えをやることに。まずは、生徒が育てた様々な色のペチュニア10種類から、参加者が3つ苗を選ぶ。西野農場長が「色が違うと伸び方も違うので、なるべく同じ色の種類を選ぶように」とアドバイス。
 温室での作業も生徒たちが参加者の間に入り、手伝ったり進行役の生徒の声が届きにくい時には教えたりと、初々しいながらも懸命な姿が印象的。また、生徒の話にタイミング良く補足する西野農場長、和気あいあいとした雰囲気の中で作業は進められた。鉢に土を入れる段階から花苗を植え付け、切り戻し、肥料と殺虫剤を入れたところで完成。
 休憩をはさみ、農場内の花壇や温室を見学して終了となった。参加者は「切り戻しの大切さはもちろん、鉢に入れる土の量、水やりや肥料のことなど基本的なことを実際にやることができ役立った」、「生徒さんと話しながらの作業は新鮮だった」と感想を。生徒も最後の挨拶で「皆さんのおかげで僕たちも楽しい1日でした!」と結んでいた。
 帰り際「ここで購入した苗は質が良い」と参加者の多くが販売用の花苗を買い求めた。『食とみどり科』の生徒数は全学年で107名。野菜や果樹、作物の栽培や活用法を学んでいる。栽培した苗は文化祭や鶴舞病院で販売する他、農場でも月曜から金曜の9時から16時まで販売する。但し、事前に高校に電話で「今日は何を販売しているか」を確認した方がよい。花だけでなく果樹や野菜についての質問にも答えてくれるとのこと。次回は再び南総公民館で秋の寄せ植えの講座を企画予定。

問合せ 鶴舞桜が丘高校
TEL 0436・88・3211

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