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子どもでも簡単にできる サビキ釣り 賞品は誰の手に!?
- 2014/10/3
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9月21日(日)、市原市五井のオリジナルメーカー海づり公園で『サビキ釣り大会』が開催された。早朝から開始された大会への参加者は約120名。晴天で迎えた大会当日、朝8時過ぎには桟橋が家族連れやカップルなど大勢の人で埋まった。「サビキ釣りとは、餌のアミを専用のサビキカゴに詰めて竿を下ろし、魚を釣り上げる方法を言います。
9月と10月は回遊する魚が増えるので、アジやサバ、イワシが釣れます。
仕掛けを下ろして竿を振るだけなので、子どもでも簡単に釣れ、大会でも上位に食い込むことができるので結果が楽しみです」と話すのは、同公園所長の鈴木友二さん。
サビキ釣り大会は同公園初めての催しで、参加希望者は8時までに登録を済ませ、10時半に行われる検量までが勝負!父親と参加した小5男児は、初めて釣り上げたという約20センチのサバに大興奮。ボックスの中を泳ぎ回る魚の腹を掴みながら、「魚ってこんなにぬるぬるしているんだね!」と声を上げた。松戸市から参加した20代のカップルは、「夜中の3時半に家を出ました。4時半過ぎには着いたんですが、順番は20番くらい。みなさん場所をキープするのにとても朝早いんです。以前は市原に住んでいたのでよく来ましたが、今はなかなか難しいです。でも関東近辺でこんな施設は他にないので通ってきちゃいます」と少し疲れ気味の様子なものの、笑顔で話した。
潮の流れ、水温などの影響もあってなかなか大物は釣れないが、時間が経つにつれてサバやイワシを釣りあげる参加者が増えていく。同公園の副所長である山本秀治さんは、「魚を釣るには偶然が7割です。残りの3割には技術力が必要ですが、技術にも様々な種類があります。サビキ釣りはカゴから餌が舞うように落ちて煙幕になる。竿を揺らすことでこぼれるので放っておいてはダメ。ただ、振ることで針が煙幕から出てしまってもかからないんです」などサビキ釣りのコツを話す。
釣りの醍醐味なのかもしれないが、自分を跨いで両隣りの竿に魚がかかることもある。思い通りにいかないからこそ、また餌をつけて竿を垂らす。会話をしたり食事を取ったりと魚がかかるのを待つ時間さえも、参加者は楽しんでいるように見えた。市街から訪れた小学生の姉弟も、釣れたフグを手に満面の笑みを浮かべる。
検量が始まると、参加者たちは重りの目盛りを覗き込む。大きな魚がザルに入ると歓声が上がり、結果は1位が1720g釣った父子。2位は720gの母娘とその差、なんと1㎏!「今日のサバは少し小さ目でしたね。
上位はボラが入っていたのがカギでした」と鈴木さん。入賞者には釣り竿が賞品として授与され、他抽選でタオルや商品券もプレゼントされるなど、最後まで参加者たちは盛り上がっていた。
問合せ 海づり公園
TEL 0436・21・0419