みんなで取り組む防災

 9月22日、市原市の出前講座『おでかけくん』を利用し、国分寺公民館主催講座『いざという時の地域の防災計画について』が開かれた。参加者50人を前に『市の防災計画の概要』を説明したのは同市防災課の神宮さんと荒木さん。
 市は市民の命や財産を守るため、さまざまな対策を組み合わせる減災や地域防災力の向上を目指し、要援護者や女性の視点を取り入れた防災計画を立てている。講師が示したのは『市原市地区別防災カルテ』(平成21年発行)。今後30年間に確率70%で起こるとされている首都直下地震などを想定し、地震被害予測結果、災害危険度評価、防災対策の課題などを小学校区別に記している。現在、人口約1万人の国分寺台小学校区にある避難所の宿泊可能人数は1668人。「備蓄品など増やしているが、市の取り組みには限界がある。自分の命は自分で守る自助、地域や隣近所で助け合う共助も大切」と呼びかけた。
 視聴したDVDの中で「地震の3日前に戻れたら何をしますか」と聞かれた被災者たちが「非常食を用意する」、「家具を固定する」、「地域とのつながりを深める」と答え、参加者に日頃の備えの重要さを思い起こさせた。前述の防災カルテは市役所や公民館、市のホームページで閲覧可能。

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