気持ちをひとつに~異学年交流

 市立鶴舞小学校では、毎月第3火曜日の13時5分から30分間、異学年が交流する縦割り活動を行っている。97名の全校生徒が12グループに分かれ、5月には近所の茶畑で茶摘み、6月にはダンスコンテスト、冬には長縄大会やカルタ大会などを行う。その中で児童会を中心に企画され、6月23日に実行されたダンスコンテストの模様を取材した。
 昨年の運動会で、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』に合わせた踊りを低学年が披露した。「自分たちも踊りたい」との高学年の意見を採用、低学年が高学年に踊りを教える形で同コンテストが実現。今年は、運動会で低学年が踊ったmiwaの『360度』に合わせて各グループごとに踊りの練習をし本番に臨んだ。オリジナルアレンジもOKで、同じ位置で駆ける動きをする流行りのダンスステップ「ランニングマン」を採り入れているグループも多かった。ノリノリでステップを踏む子、気恥ずかしそうに控えめに手足を動かす子など様々だが、踊りを披露する側、見る側ともに笑い声があふれ児童たちはリラックスした雰囲気でコンテストを楽しんだ。まるで体格の違う高学年と低学年がともにダンスをする姿はもちろん、発表の合間に上級生に甘える下級生、下級生を気遣う上級生など微笑ましい光景が垣間見られた。「低学年にとっては、たくさん練習を積んだ曲を高学年に教えるという特別なシチュエーション。練習時もとても生き生きとしていました」と潤間校長。6年生の班長の声かけで、昼休みに自主練習をするグループも多かったという。
 校長と教頭の審査により1位に輝いたのは2班。中村教頭は「ダンスが好きで楽しみにしていた子、好きではないけれど頑張った子、みんなの気持ちが1つになっているところを評価しました」と述べた。「1位になれてびっくりした。嬉しい」、「とても仲のいいグループ。協力し合えて楽しかった」と2班の児童たちは笑顔を見せた。

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