これぞ究極のエコ 自宅に眠るTシャツが生き返る

 7月11日(土)、菊間保健福祉センター主催で開催されたエコライフ教室『古いTシャツでバスマットを作ろう』に集ったのは12名の受講者。近年、日本語の『モッタイナイ』は外国でも通じる言葉になっている。着古したTシャツも捨てるのは、ちょっと待って!講師の宍倉春江さんと本吉良子さんの2名のアドバイスを得ながら、受講者たちは持参したTシャツの裁断からスタート。
 「2センチの幅でぐるぐる1本の紐を作るように切ってください。間違えても縫えば使えます」、「みなさん集中しすぎて腱鞘炎にならないようにしてくださいね」など宍倉さんが声をかけて回る。紐の状態になったら、棒針を使って編んでいく。1段目の作り目を編んだら、2段目以降はガーター編みをするのだが、その長さも幅も個人の自由。
 Tシャツを使って編むという初めての作業に、戸惑いがちだった受講者も次第にするすると編み込んでいく。「Tシャツの柄によって、マットに模様が表れるようで面白いですね」、「作業が単純なので安心しました。本当に捨てるところがないので、とてもいいと思います」と受講者の声。また、本吉さんは優しく編み方を説明しながら、「これ、見てください。百円均一で買った菜箸です。先端を削れば棒針になるんですよ」と見せると、思わぬ代用品にどっと笑いが湧く。
 Tシャツで編んだバスマットは、布地なので水の吸収性もよく、サイズを変えれば小さな座布団としても使用可能。生地によって色だけでなく固さにも違いがでるのが、味わい深いのだとか。さて、完成品はいかに。

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