カボチャ七変化

 姉崎地区で獲れた作物を使い、手軽でおいしい料理を作ろう!とのテーマで開かれた姉崎公民館主催の『姉崎旬料理』。3回シリーズの最終回が行われたのは10月22日、ハロウィーンが近いこともありカボチャを使ったメニューに挑戦した。講師は市原市食生活改善協議会姉崎支部の佐々木勝子さん他1名。前回に引き続き、和気あいあいとした楽しい雰囲気でスタートを切った。
 まずは、果汁100%のオレンジジュースとハチミツで煮つめる『かぼちゃのオレンジ煮』。仕上げにしょうゆ少々を回し入れて香りをつける。和風のカボチャの煮つけとは違い、さわやかなスイーツ感覚で食べるといいかもしれない。次に『かぼちゃの春巻き』。カボチャの皮をむき、ゆでてつぶす。みじん切りにした玉ねぎとひき肉を塩こしょうで味付けしながらバターで炒め、先ほどのカボチャとこれらを春巻の皮に包んできつね色になるまで揚げる。春巻の皮の代わりに餃子の皮で包んでもよい。その場合、ヒダをつけず接着部分にフォークの背を押し付けて模様をつけると見た目もオシャレに。残りの具は団子にして素揚げにするか、ラップで茶巾絞りにすると、また新たな一品に。
 そしてお待ちかね!毎回、講師が密かに仕込んでいる「びっくりメニュー」の登場。今回は『スティックおにぎり』と『柿のピザ風トースト』。ラップの上にご飯を薄く広げふりかけをまぶす。一旦、ラップでくるくる巻き、棒状のおにぎりを作ったら再び広げ、ご飯の周りにハム、キュウリ、チーズなどを巻きつけ、もう一度巻けばできあがり。切ってもキレイだが、片手で食べられるので外出先でのランチにもおすすめだ。ピザ風トーストは、食パンにケチャップを塗り、チーズと薄くスライスした柿をのせてオーブントースターで焼くだけ。ピザの具としては柿の甘さが斬新だ。おまけとして、講師お手製の『かぼちゃの蒸しケーキ』もプラスされ、今回も豪華でボリュームたっぷりの料理がテーブルに並んだ。
 同講座では、1回目がナス、2回目はサツマイモ、3回目はカボチャと素材をしぼって様々な料理を作ってきた。「1つの素材でこんなにレパートリーが広がるなんて。勉強になりました」と参加者。ある男性は「初めて料理教室に参加した。目新しいことがいっぱいだった」と話した。参加者13人中、男性が4人。「男性が積極的に参加している姿が新鮮だった。夫にもすすめたい」と話した人も。「来年もあるといいわね」との声が多数聞かれ、講座は笑顔で幕を閉じた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  森や川に生息する動植物などを観察し、親子で自然を楽しみましょう!4月27日(土)、9月7日(土)、11月9日(土)の全3回に渡って行い、講…
  2.  いつの間にか春も盛り。寒いうちに庭木に寒肥(肥料)を与えておこうと思ったのに遅くなってしまいました。寒い時は庭仕事がどうしても億劫になって…
  3. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…
  4. 『リーダーハーフェン』は1982年結成の男声合唱団で、42年間その歌声を響かせてきた。構成は、トップテノール・セカンドテノール・バリトン・…
  5.  多くの映画ファンを虜(とりこ)にした女優オードリー・ヘプバーンを、前半・後半と2回に分けて掲載します。ヘプバーンは今でも日本や欧米諸国で人…
  6.  昔から『言葉3割、行動7割』という言葉があります。「子どもは親の言うことの3割までしか身に付けないが、親の行うことはその7割以上を身に付け…
  7.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  8. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る