季節のスケッチ

俳画と文 松下佳紀

私が初めて猪を見たのは三年ほど前、近所の山道での出会い頭だ。驚いた私は棒立ちだったが、彼は凄い勢いで逃走し一瞬にして道から消えた。褐色の野獣は意外に臆病だった▼その後、当地では猪が頻繁に出没、今や田畑を荒らすばかりか住宅地を徘徊するなど危険な事態を呈している▼それならば、お命頂戴というのが当節流行?の野生鳥獣肉料理のジビエだ。私も何度かそれを食したが、野生豚の精力を吸収し、俄然体力がついたような気分になったものだ▼しかしジビエの専門店は少なく、季節も限定されるなど猪肉の流通が不安定だから常に料理が提供されるとは限らない▼さてはて、檻にも罠にもかからぬ繁殖力旺盛な猪、我々は今後どうしたらいいのだろう?

●松下佳紀
 昭和15年市川市生。東洋美術夜間グラフィックデザイン科卒。昭和39年新宿画廊で第1回個展。6カ月間の自転車日本1周スケッチ旅行の後、各地で個展、2人展、グループ展などを開催。イラストレーション、子どもの絵本、オリジナル俳画、陶芸などを手がける画家。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  茂原市の小学生男子ソフトボールチーム『茂原SBC』は4月、茨城県で開催された第32回関東小学生男・女選抜ソフトボール大会で初優勝を飾った。…
  2.  10月25日(火)、東金市家徳公民館にて第2回『通いの場 元気ステーションまさき』が開催された。主催の『正気地区介護予防・生活支援サービス…
  3.  再び小屋作りに夢中になっています。前回は物置小屋作りで、今回、最初のうちはゲストハウスを作る予定でしたが、いつの間にやらその意識が薄れてし…
  4.  最近は本格的に寒くなってきましたね。こうなるとキノコ狩りのシーズンも終わり。今年はバカマツタケに出会えなかったな~とか、シカが食べちゃった…
  5.  高齢化社会やコロナ禍など、私たちの生活で薬局の果たす役割は日々増している。昨年6月、市原市辰巳台東5丁目にオープンした『みつば薬局 辰巳東…
  6.  10月16日(日)、青葉の森公園芸術文化ホールで、伝統文化への興味関心を喚起し日常の中で身近に触れることを目指し「和紙角あんどんづくり」の…
  7.  市原市平蔵にある『集い広場へいさん』は、児童数の減少で2016年に閉校になった旧平三小学校の施設を利用した交流の場。教室、体育館、グラウン…
  8.  顔から腹、足や目が鮮やかな赤色で、背が茶褐色の可愛らしい全長23㎝程の鳥。生息地は主に水田などの湿地、泥地。長い指で泥に脚をとられず自由に…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  茂原市の小学生男子ソフトボールチーム『茂原SBC』は4月、茨城県で開催された第32回関東小学生男・女選抜ソフトボール大会で初優勝を飾った。…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る