毛糸で作る自分好みの一品を

 昨秋、千種コミュニティセンター主催で行われた『簡単手編み教室 毛糸のネックレス』。参加した10名の女性たちは、普段から編み物をする人から全くの初心者まで様々。袖ケ浦市で編み物サロンを営む講師の中村初江さんは、「2時間でネックレスを完成させるのは大変なので、やり方を覚えて帰りましょう。根気が必要ですが、みなさんおしゃべりしながら頑張ってください」と話した。
 古くなった手編みのセーターやマフラーをほどいて使うのも良し、携帯のストラップやブレスレットとして短めに作るのも良し、だ。くさり目や中長の目を作り、引きぬいては玉をつくる。「掛けて、入れて、引っ張り出して」と中村さんが呪文のように唱えながら手を動かすのを、参加者たちが真剣に覗きこむ。
 「だんだん穴が苦しくなって抜けなくなっちゃう」、「つい引っ張りすぎちゃって玉が小さくなっちゃった」など、中村さんには次々とアドバイスを求める声が飛ぶ。数メートルにおよぶ長さの毛糸を黙々と編み続けていくと、次第に手が覚えていくようだ。
 「今は分かっている気がしても帰ってやると忘れちゃっているんだけど」と笑いながらも、中村さんが持参した完成品のネックレスを交互に手にしては、最後の編み終わり部分をしっかり確認。「気に入らなかったら一度ほどいてやり直すのも良いでしょう。100円均一で売っている糸でも立派なのができますので、色々作ってみてください」と中村さんも満足そうだった。

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