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体協通信
- 2017/6/2
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「綱引競技」って知っていますか
市原市綱引連盟
綱引きの歴史は古く、日本では室町時代にすでに庶民の遊戯として親しまれていたと伝えられています。今でも運動会や祭り、神事等で伝統的に行われており、規則などの縛りも少ないため誰でも気軽に参加でき、ゲームとして楽しまれています。もう一方で、綱引きはゲームから競技へと発展しており、高度な技術やチームワークに加え、強靭な精神力が求められるスポーツになりました。
競技になると勝敗へのこだわりが強くなります。この勝敗に公平を期すため、多くの規則が定められています。この競技規則は、国際綱引連盟の定める規則に基づき、日本綱引連盟が昭和60年頃制定した「日本綱引連盟規則」です。綱引きの競技化の上で勝敗を大きく左右するのがウエイトです。規則では1チームの選手を8人として、その合計体重でクラス分けをして競う方式を採っています。
ジュニアで3クラス、ユースで3クラス、シニアでは8クラスに分けて競技をします。日本ではシニアは軽・中級に絞って行われています。毎年、各都道府県連盟で綱引選手権大会を実施して、全国大会、国際大会に繋げています。また、国体では公開種目となり、各都道府県対抗が行われるようになりました。しかし、日本ではまだまだ綱引競技人口が少ないのが悩みです。今年の千葉県大会は11月19日に市原市のゼットエー武道場で行われます。小中学校の部、一般の部で競われます。ぜひ、皆さん、挑戦してみてください。
綱引競技は運動神経にあまり左右されず、誰でも参加でき、努力と我慢とチームワークで上達できます。選手生命も非常に長く、40才代から60才代のチームが一流のチームとして活躍しているほどです。また、競技中において、我慢する時間や駆け引きなど、その技術の奥深さにも驚かされ、魅了されるスポーツです。「たかが綱引き、されど綱引き」みなさんもぜひ、この綱引競技に参加し、続けてみませんか。(写真・東海中学校綱引チーム)