「綱引競技」って知っていますか
市原市綱引連盟

綱引きの歴史は古く、日本では室町時代にすでに庶民の遊戯として親しまれていたと伝えられています。今でも運動会や祭り、神事等で伝統的に行われており、規則などの縛りも少ないため誰でも気軽に参加でき、ゲームとして楽しまれています。もう一方で、綱引きはゲームから競技へと発展しており、高度な技術やチームワークに加え、強靭な精神力が求められるスポーツになりました。
競技になると勝敗へのこだわりが強くなります。この勝敗に公平を期すため、多くの規則が定められています。この競技規則は、国際綱引連盟の定める規則に基づき、日本綱引連盟が昭和60年頃制定した「日本綱引連盟規則」です。綱引きの競技化の上で勝敗を大きく左右するのがウエイトです。規則では1チームの選手を8人として、その合計体重でクラス分けをして競う方式を採っています。
 ジュニアで3クラス、ユースで3クラス、シニアでは8クラスに分けて競技をします。日本ではシニアは軽・中級に絞って行われています。毎年、各都道府県連盟で綱引選手権大会を実施して、全国大会、国際大会に繋げています。また、国体では公開種目となり、各都道府県対抗が行われるようになりました。しかし、日本ではまだまだ綱引競技人口が少ないのが悩みです。今年の千葉県大会は11月19日に市原市のゼットエー武道場で行われます。小中学校の部、一般の部で競われます。ぜひ、皆さん、挑戦してみてください。
綱引競技は運動神経にあまり左右されず、誰でも参加でき、努力と我慢とチームワークで上達できます。選手生命も非常に長く、40才代から60才代のチームが一流のチームとして活躍しているほどです。また、競技中において、我慢する時間や駆け引きなど、その技術の奥深さにも驚かされ、魅了されるスポーツです。「たかが綱引き、されど綱引き」みなさんもぜひ、この綱引競技に参加し、続けてみませんか。(写真・東海中学校綱引チーム)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】日展 彫刻 2023年  都内六本木の国立新美術館にて、11月1日(金)から24日(日)まで『第11回日展』が開催…
  2.  秋の里山では、山の幸クリの殻斗(いが)の棘が茶色く変わり始め目立つようになる。葉が覆い茂っている林では見分けにくい。花が咲く6月と殻斗が割…
  3. 【写真】初日に行われる華やかな「時代絵巻行列 山鉾・山車の巡行」  10月5日(土)、6日(日)に市原市更級にある上総更級…
  4.  いすみ市大原駅近くにある、工芸品の展示販売を行う古民家ギャラリー『北土舎(ほくとしゃ)』他で、特別展『琉風(りゅうかじ)』が開催される。1…
  5. 【写真】Frederic Edward Weatherly『Peeps into Fairyland(妖精の国を覗き見る)』 …
  6.  市原市アーチェリー協会主催の1日体験教室『60歳からのアーチェリー』が10月16日(水)に開催されます。場所はゼットエー武道場。県内でも数…
  7. 【写真】お店の前で。『十五や』のTシャツを着た藤本さん(後列中央)と田頭さん(右隣)  緑豊かな市原市東国吉で、県道21号…
  8. 【写真】本祭の武者行列で本田忠勝に扮する渡辺正行さん  第50回大多喜お城まつりが10/12(土)・10/13(日)の2日…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】本祭の武者行列で本田忠勝に扮する渡辺正行さん  第50回大多喜お城まつりが10/12(土)・10/13(日)の2日…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る