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この武器笑えます
- 2017/6/30
- 市原版, シティライフ掲載記事
アート×ミックス会期中、市原湖畔美術館の野外に出現した市原マルシェ(イチマル)の一角、耕運機のフレームと茅葺で移動式の『足湯』を制作した木工彫刻家岩崎龍次さん(35)が武器屋を開いた。店の中には「冴えないオヤジギャグを笑い飛ばす武器」、「花粉を集め、花を咲かせる武器」などユーモアのある作品が並んだ。
5月9日は武器屋でワークショップ『武器作り・トロッコ列車』が行われた。壁一面に取り付けられた滑車や機械類などの部品から作品を作り、最後に岩崎さん作の『トロッコ列車』に乗車する講座。
「これに参加したかった」という男の子は戸車やドリルの部品を選び、グルーガンで組み立て、玩具のエッフェル塔や羽毛を飾り、「イチマルを賑やかにする武器」を制作。付き添った母親も「作りたくなった」と可動式のパイプにビーズやミニチュア寿司などで「お得な情報を集める武器」を完成させた。
トロッコ列車の車体は切り株をくり抜いた蓋つきの奇妙な物体。タイヤは木と金属で繋いであった。「中に引きこもりながら、移動可能な乗り物」とのこと。耕運機で湖畔を一周する予定だったが、残念ながら故障で動かない。武器を作った男の子は岩崎さんの手動で乗せてもらうと大喜び、神奈川県在住の双子のいる夫婦も試乗して写真を撮っていた。