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養老渓谷の山間でアートと食を満喫
- 2017/6/30
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いちはらアート×ミックス最南端の会場アートあそうばらの谷で開催された、鈴木ヒラクさんの展示会『道路』とJA市原市女性部による農家レストラン『おもいでの家』は大盛況だった。
『道路』では、石と反射板による彫刻作品が家屋の中や屋街に設置されていた。市内の県道脇に多く残る素掘りのトンネルが古代の洞窟や人間の腸内のように見えることから着想を得た作品は、会場の古民家の構造を生かし『道路』という空間を構成。1m以上ある作品は光の当たり方で幻想的に見えた。都内から訪れた女性は、「トロッコ列車を待つ時間に偶然立ち寄りました。現代アートに詳しくないですが、見惚れてしまいます」と話した。
『おもいでの家』での人気メニューは養老渓谷カレー(500円)。また、季節の定食では筍ご飯に加えて、旬の野菜で作られた小鉢を選べる楽しみも。取材日は大根の煮つけや里芋のきぬかづき、トマトやこごみのからし和えの4品から3つを選ぶことができた。
他、コーヒーや梨サイダー、おしるこで一休止も。「渓谷カレーの名前はお客さんが付けてくれたんです」と話すスタッフは次々と訪れるお客に元気よく挨拶。船橋市から訪れた夫婦は、「2人でほとんどのエリアを回りました。定食の充実さに大満足です」と笑顔をみせた。