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いちはらふるさと点描
- 2017/8/25
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~古寺巡礼~
内房線八幡宿から国道297号経由、三キロほど南南東に向かった市原市能満に、弘法大師(空海)が開創した醍醐天皇勅願寺の「法然山傳燈寺・釋蔵院」があり、広大な入口の駐車場から遠くの土手を眺めると檀家の有志の方が丹精込めて植栽しだ「しゃくぞういん」の文字が見えます。私の中学時代までは、杉の巨木が歴史感溢れる木造作りの本堂を囲み鬱蒼とした荘厳な境内で、当時は近寄り難い感情を抱きました。
現在は鉄筋コンクリート造りの本堂・弘法大師堂・鐘楼・事務所・庫裏等が整然と立ち並び、日々役員さんによる清掃と、夏と秋に檀家全員で行う境内大清掃でいつ訪れても明るく綺麗な境内を見ることが出来ます。
三月のお彼岸頃には青空をバックに、壮大に咲き誇る古木のモクレン、四月は境内を華やかに彩る、ソメイヨシノとしだれ桜が咲き誇ります。また六月に香りの良い花をつける珍しい「なんじゃもんじゃ」の木。秋には山モミジの紅葉。これらの花木は、写真撮影で格好の被写体になります。写真ファンは愛好のカメラを持ち「釈蔵院」を訪れては如何ですか。
フォトサークルあゆみ
田中孝夫