お稽古はテーブルで

 「ご機嫌よろしゅうございます。お稽古お願いいたします」と始まったのは、60歳以上が対象の椅子とテーブルで楽しめる簡単な『茶の湯体験教室』(三和保健福祉センター主催事業)。昨秋、4回にわたり同センター会議室にて、江戸千家の白川宗美さんが参加者12名に茶の湯を手ほどきした。
 習ったのは直径30センチほどの丸盆に茶碗・なつめ(茶器)・茶杓・茶せん・茶巾、建水、帛紗などの道具一式を揃え、ポットを使ってお湯を注ぐ、略盆お点前。毎回、茶の湯の歴史、陶磁器のルーツ、茶道具の拝見の仕方などを学び知識を深める講義も行われた。和服姿の参加者もいる凛とした雰囲気のなか、さまざまな場面を想定した質問が出ると白川さんは「楊枝はお懐紙に挟み、着物の胸元に入れておきます」など和やかな笑顔を見せ答える。最終回は盆点前の復習をしたあと、和室に移動し、白川さん社中による本格的なお茶会も体験した。
 参加者は「正座ができないのでテーブルでお茶を点て、心静かな時間が過ごすことができ、楽しかったです」、「茶道は奥深いですね」と大満足。白川さんは「茶の湯を通じて、思いやりの心や道具を大切に扱うことを学んでいただけたかと思います。これからもご家庭でお抹茶をいただいたり、お茶会に参加したりして気軽に楽しんで下さい」と話し終了した。白川さんが主宰する『雪輪会』は同センターにて毎月第2・4水曜日11時から15時まで。

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