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働く人も笑うヨガ
- 2018/2/2
- 市原版, シティライフ掲載記事

笑いとヨガの呼吸法で心身を健康にするラフターヨガを実践する『笑って健康をつくる会』が「元気で働くための笑う健康法」の体験会を八幡公民館で開催した。ラフターヨガインストラクターで代表の塩本京子さんは「職場の長時間勤務や人間関係などでストレスを抱える人が、健康で幸福な生活ができるようにと休日に教室を開くことにしました」と笑顔で話す。
まず出会った人と目を合わせ「アッハッハ」と笑い合うという挨拶のラフターヨガを行う。「初めは顔が引きつるかもしれませんが、じきに自然に笑えますよ」と塩本さん。緊張気味の参加者11名も講師や会員の笑い声につられて自然に大声が出てくる。手を触れ合うと静電気が流れるので「ビリビリして笑います」など次々にシチュエーションを変えて笑い合う。ハワイ旅行に行く設定では、空港で集合して友達と会い笑い、到着してレイをかけてもらって「アロハッハッハ」、水着を着て熱い砂浜に出て「アッチッチ」。体が温かくなったのか上着を脱ぐ参加者もいた。
笑うと深呼吸や腹式呼吸と同様に体に酸素がたくさん取り込まれ、血行が良くなる。ストレス減少、免疫力アップ、痛みの軽減、血糖値の正常化などの効果があるそうだ。「1日30分以上笑うと免疫力が7倍になるそうです」とその効能を解説する塩本さん。「つくり笑いでも脳がだまされて、幸福を感じるホルモンが出るそうです」。呼吸法も習い、最後は水の音や鳥の鳴き声などが聞こえるCDが流れるなか、体を横たえ「リラックス、リラックス。呼吸に集中し、顔と体全体から笑顔が溢れているとイメージします」という塩本さんの声とともに、意識を使ってつま先から頭の先まで筋肉を緩めた。
事務職の50代の女性は「ガンになり、免疫力を上げるため参加しました。職場は楽しいですが、最近はメールのやり取りだけで、顔を合わせて話をすることが少なくなりました。思い切り笑い、終わると体が緩んで鎧を脱いだような気持ちになれました」とすっきりとした表情で話す。公務員の40代の男性は「仕事で締め切りに追われたり、予想外の事が起こり、相手の要望に応えようと無理をしたりするとストレスを感じます。50人に1人は心の病になると聞きましたが、本当に同じ割合で職場に具合が悪い人や休職する人がいます」と語る。しかし、「今日は体がほぐれてポカポカしてきました。職場でも広めてよい環境にしたい」とすっかり元気になった様子で話した。
休日の教室は八幡公民館第1・第2日曜、辰巳公民館第4日曜9時30分から11時30分、平日も同公民館のほか三和保健福祉センター、姉崎公民館でも開かれている。入会金千円、1クラス月1回の会費は2カ月ごとに1200円(複数クラス選択可)。「月に2回が効果的です」とのこと。
TEL 0436・41・2084
メール shiomotopia21@ybb.ne.jp