地域の農産物から商品を開発 地域活性化に

企業組合 情熱市原ワンハート

 今年1月、地産地消で地域活性化と発展を目指す企業組合『情熱市原ワンハート』の創立記念祝賀会が行われた。ワンハートは2015年から任意団体として、市内の飲食店や保険業、生花店、農家などの個人経営者たちが集まり、市原特産の梨を使った商品開発と販売をしてきた。
昨年には農産物の一次加工専門工場を設立、さらに団体を法人化し、事業の本格始動となった。
 現在、組合員は6名。代表理事の山下賢一さんは寿司店を経営する。「活動のきっかけは、船橋の友人の店で、船橋産の梨を使ったカクテルを知ったこと。地産地消の取組みに、市原でも同様のことができないか考えました」。初年の夏に2tの梨を買い集め、自分たちで手剥きし、ピューレを作ったが酸化しやすく失敗。食品加工会社に依頼し、改めて市原産梨にこだわった商品を1年かけ試作、ドリンクベース『和梨』を完成させた。業務用として市内の居酒屋など約60店舗に販売し、サワーやハイボールで夏の商品としてヒット、3000本・500ケースの出荷となった。さらに自分たちでも再度梨ピューレと梨ジャムを手作りし、イベント等で販売。昨年夏には梨ゼリーを開発し、商工会議所による国府ブランドにも認定され、ドラッグストアなどで全国展開へ。今年は約3万袋が出荷予定だ。
 山下さんは、「規格外の農産物などを無駄にすることなく、仕入れ加工し、商品として販売することで、農家さんたちの助けになりたい。ただ、再注文が来ても追いつかない状態なので、原材料の市原産梨の確保が課題です」。工場は野菜・果物の一次加工でサンプル作りなど小ロットに対応。県内ではここだけという。「梨酢作りや菜種油のサンプルなどの依頼も受けました。県内の放置竹林対策として、県内のタケノコをメンマとして商品化する事業も進行中。こちらは里山保全活動をする団体等の助力になればと考えています」。チバニアンの名をつけた『ちば煮餡』、ゴルフボール型の梨羊羹の開発も進められている。

問合せ ワンハート
TEL 0436・63・6001

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