指先にチョークの色をのせて

 4月22日(日)、市原市立南総公民館で開催された『チョークアート』講座。チョークアートはイギリスを発祥とされ、名前の通りオイルパステル(チョーク)を使って黒いボードに色鮮やかなケーキや果物などを指で伸ばし描いていくアートのこと。色を重ねることでより立体的で可愛らしい作品にできるが、初心者でも気軽に楽しめる。
 講師は日本チョークアート協会の遠井博子さん。参加者12名に、「自分の感性があるから一人ずつ仕上がりは違います。花や葉には茶色や白、薄茶色など多くの色があるので、こうでないといけないというのはありません」と説明する。
 2時間の講座で作成するのはプルメリアの花のウェルカムボード。まずは、カーボン紙をボードの上に乗せて、下絵をボールペンでなぞる。そして葉、花、文字の順に色をつけていく。初めこそ、塗る場所や色の濃淡に慎重になっていた参加者たちだが、要領を得るにつれて指先を素早く動かしていく。
  「葉っぱの色の間に白をのせたり、濃い緑を混ぜたりするとより立体的に見えます。こすり過ぎると下のボードが出ちゃうので気を付けて」と、遠井さんは終始声をかける。母子で参加した小6女児は、「自分でやりたいと思って参加しました。チョークは学校の黒板でも使うので身近なもの。楽しかった」と話し、「上手だね」と母親に褒められて嬉しそうだった。
 きっと各々の家の玄関を明るくしてくれるに違いないだろう。作品は11月3、4日に開催される公民館まつりでも披露される予定。

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