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房総フラメンコプロジェクトが千葉を熱くする?
- 2018/9/7
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市原市在住の菅家寿幹さん(41)が今年5月に立ちあげた『房総フラメンコプロジェクト ちばもす』。菅家さんがフラメンコを始めたのは今から15年ほど前。とあるイベントでフラメンコを見て衝撃を受けたことがきっかけだった。
フラメンコ教室が盛んに経営されているのは都内のため、地元市原から仕事終わりや休日に通い続けた。「長年、千葉でフラメンコがもっと普及しないかと考えてはいましたが、特に行動には移さなかったんです。でも今年5月にふとSNSを通じて呼びかけてみたら、様々な方面から好意的な反応が得られました」と思いを話す。
そして、千葉県からとった『ちば』とスペイン語で『さあ、一緒にやろう』という意味の『ばもす(Vamos)』をつなげた『ちばもす』がスタート。まず県と市の花である菜の花とコスモスを千葉県の形に添えたロゴを制作した。市原市職員の菅家さんは、フラメンコの活躍の場、競技人口の底上げと、話題性を作ることによる地域活性化を同時に目指す。
「踊り手が舞台経験を積む上で一番苦労するのは集客です。集客不要で、かつ沢山の人達の前で踊れる舞台を多く生み出すことで、都内で活躍中の踊り手を呼び込み、千葉でより多くの人達が質の高いフラメンコを見られたり、踊り手の活躍の場が増えたりするのが理想」と熱く話す菅家さんだが、情熱の踊りフラメンコとは反して普段は感情をあまり表に出さないという。
だが、「本当にやりたいと思えば熱意は必ず伝わるんです」と楽しそうに笑う。プロジェクトにはプロ、セミプロ、大学フラメンコ部、スペイン人の踊り手など、踊りやギター、歌と合わせて20数名が参加中。8月中旬には東京ドイツ村で初めてのステージを行い、ユニモちはら台ではステージ後にキッズフラメンコ体験を開催。実際に子ども達が衣装を着て、簡単なステップを踊ることができた。
今後は、古民家レストランCANON、五井大市のほか、11月10日にアリオ市原でのイベントに出演予定。「行政イベントでは自身も南市原出身として、今後アートいちはらなどに機会があれば協力していきたい」とのこと。また「無償で子ども達へのフラメンコ指導など、地道に競技人口を増やし、話題性あるイベントを落下傘型ではなく地域から創り出したい」と、菅家さんは続けた。
さらに、「まだホームページ等がないので、そこが今後の課題」と、更なる期待にも胸が躍る。あまり知られていない事実だが、フラメンコの競技人口はスペインに次いで日本が2位!もっと身近なダンスになる日も近い!?イベントの出演依頼、及び開催日時など詳細は問合せを。
問合せ 菅家さん
rsc39788@nifty.com