ライブペインティングで癒しのアートを体験

 昨年開催されたアートいちはら2018秋で、内田未来楽校で大いに盛り上がったイベント『音と世界のライブペインティング』。アトリエ育色工房の中山育美さんが、流れる音楽にのせて横10mの白い布へ鮮やかな絵を描いた。11月23日(祝)にはギタリストの古川茂男さん、12月1日(土)はシンガーソングライターの松本佳奈さんが優しい音色と声を届ける。
 「あえてテーマは設けないで、お二人の曲を聞きながら描く絵を決めていくつもりです。一度描いた絵を違う絵で上書きして消し、さらに違う姿が現れるので楽しんでみて欲しいです」と、中山さんは笑顔で話した。描かれる絵を想像しながらドキドキ待つ来場者。にっこりと笑うお日様に向けて、両手を広げた内田未来楽校が見えた途端、会場の雰囲気もほっこり。「普段、こういうアートに触れる機会がないので、とても楽しかったです。癒されました」と、市内から訪れた母娘。
 「廃校や使用されなくなった施設でライブをしています。今日はオリジナルの3つの物語を朗読しながら、曲を歌います」という、松本さんの詩からは大人が童心に返るようなものや家族の温かさが伝わる。「1回目は春と夏、2回目は秋と冬のイメージで描かれるように季節が巡っていきます。2019年の春には内田未来楽校を花でいっぱいにできたらいいねって話しているんです」と話す中山さんの作品は、今後、校舎内でカーテンとして引き続き使用されて行く予定。内田未来楽校が益々色鮮やかになっていくことは必至だ。

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