いちはらふるさと点描 ~梅ケ瀬の水晶岩場~

「梅ケ瀬」それは広く知られた紅葉の景勝地、そして市原には珍しい、つららを始めとする氷の渓谷でもある。養老渓谷駅の先を右に回って進み大福山の下に位置している。
 一昨年の暴風、大雨で樹木は倒れ、崖は崩れ、今でも荒れた痕跡がある。それでも管理者のご努力でだいぶ復旧している。
 渓谷を進み、せせらぎに浸り、石をまたぎ、木の根をまたぎ、浸食された川底の断層を見る。上を見れば二、三十メートルの絶壁。この連なりが梅ケ瀬。つららは左側の崖にある。その一つ一つを丁寧に見て歩く。
 日高邸跡の少し手前に至ると、この写真の岩場に出会う。水がぽたぽたと落ち、それが下の苔や落ち葉に付いて凍結し、玉のようになる。玉は光を受けて水晶となり、下の苔の緑や落ち葉の色を映して七変化、瑪瑙のような輝きを見せる。時にその模様は動物や人の顔に見えもする。心躍り私はシャッターを切り続ける。この岩場を私は「梅ケ瀬の水晶岩場」と名付けた。
(市原市写真連盟所属・南市原写真クラブ 加藤清市)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  日没後に花が咲き、翌朝になると萎む1日花の月見草。御宿海岸の『月の沙漠記念公園』の一角では、大きめの黄色い花が咲くオオマツヨイグサが、毎…
  2. 「人生100年時代、どうやったら幸福な終活の日々を送れるのか。そのひとつとして、ヨーロッパで人気の体験・滞在型農園の菜園版的な、交流できる…
  3.  平成22年度から毎年、千葉県内各地で公演を行っている『おやこ de オペラ』。年齢制限を設けず0歳の子どもから入場でき、子どもたちが舞台に…
  4.  最近、市原市内の小湊鐡道沿線で、白と緑色の気動車が走っているのをご存じでしょうか。  この車両は、キハ40といい、小湊鐡道が2020年に…
  5.  夏鳥として本州以南にオーストラリアなどから渡って来るコアジサシ。全長26㎝程、体と尾は白色で、背と翼上面はうすい灰色、頭部はヘルメットをか…
  6.  とうとうアロエベラを買ってしまいました。ずっと気になっていた植物のひとつで、いつかは欲しいと思っていたアロエの仲間です。昔はどこの家庭にも…
  7.   富里市七栄にある国登録有形文化財『旧岩崎家末廣(すえひろ)別邸』。ここは三菱財閥の創業者一族、三菱グループ第3代社長・岩崎久彌(ひさや)…
  8.  大多喜ハーブガーデンで毎年開催される『ストーンサファリ』。2018年の第1回から好評で、回を重ねるごとに出展数も来場者も増えている。第6回…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  日没後に花が咲き、翌朝になると萎む1日花の月見草。御宿海岸の『月の沙漠記念公園』の一角では、大きめの黄色い花が咲くオオマツヨイグサが、毎…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る