いちはらふるさと点描 ~梅ケ瀬の水晶岩場~

「梅ケ瀬」それは広く知られた紅葉の景勝地、そして市原には珍しい、つららを始めとする氷の渓谷でもある。養老渓谷駅の先を右に回って進み大福山の下に位置している。
 一昨年の暴風、大雨で樹木は倒れ、崖は崩れ、今でも荒れた痕跡がある。それでも管理者のご努力でだいぶ復旧している。
 渓谷を進み、せせらぎに浸り、石をまたぎ、木の根をまたぎ、浸食された川底の断層を見る。上を見れば二、三十メートルの絶壁。この連なりが梅ケ瀬。つららは左側の崖にある。その一つ一つを丁寧に見て歩く。
 日高邸跡の少し手前に至ると、この写真の岩場に出会う。水がぽたぽたと落ち、それが下の苔や落ち葉に付いて凍結し、玉のようになる。玉は光を受けて水晶となり、下の苔の緑や落ち葉の色を映して七変化、瑪瑙のような輝きを見せる。時にその模様は動物や人の顔に見えもする。心躍り私はシャッターを切り続ける。この岩場を私は「梅ケ瀬の水晶岩場」と名付けた。
(市原市写真連盟所属・南市原写真クラブ 加藤清市)

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