いちはらふるさと点描 ~養老川河口~

 市原市は東京湾に面していても、残念ながら海で楽しめる場所がほとんど無い。唯一楽しめる場所は養老川河口で、海釣り公園があり、数多くの子供から大人までの太公望が釣りを楽しんでいる。
 私は釣りをしないので最近まで近づいたことは無かったが、たまたまカメラを持って行ってみた。桟橋に入ってみると、市原市の工場地帯から富士山まで一望なのを発見した。特に興味を持ったのは、幕張地区のビル群が近くに見え、海釣り公園と幕張ビル群の間を大小の船が行き来していることであった。それ以降海釣り公園と養老川臨海公園に写真を撮りに行くようになった。その写真の中の1枚である。
 船の名前はジュゴン・エース(DUGONG ACE)、総トン数6万3100トン、自動車運搬船である。製造年は2019年3月と新しい。船の色が海と空にマッチングし非常にきれいな船体として撮影できた。船体にMOLと言う大きな文字が入っているが、運航会社が三井商船であることを示している。
 背景に写っている場所は千葉市から船橋市の東端。東京タワーに似た塔が有るが、千葉テレビの電波塔のようで、船橋の東京タワーと言われているそうだ。
(サイクルフォト 吉原英夫)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市中高根にある鶴峯八幡宮は、鎌倉時代の建治三年(1277年)より続く由緒正しき神社である。「本宮大分県の宇佐八幡宮から御分霊を戴きお祀…
  2.  焚き火が恋しい季節になりました。私は週末の黄昏時、陽が落ち始める前から焚く準備を始めます。我が家の焚き火台は壊れて要らなくなった洗濯機のド…
  3.  光陰矢の如し、今年の掉尾(ちょうび)を飾る懐かしの映画は、「ウエスト・サイド物語」です。1961年(昭和36年)公開、監督はロバート・ワイ…
  4. 写真:《アニマリス・オルディス》2006年ⒸTheo Jansen  千葉県誕生から150周年を迎えた今年、千葉県立美術館…
  5. 【写真】各賞受賞作品の監督。前列左から2番目は映画祭実行委員長、後列左端は審査員のミヤザキさん。グランプリ受賞の全監督は前列左から3番目。 …
  6.  若い人がイチバン集まりたくなる街イチハラヘ! 未来に向けて動き出す「イチハラ」が、新しい「しあわせ」を発信する2024年の3日間、その各講…
  7.  キセキレイは、よく街中で見かけるハクセキレイの仲間ですが、個体数が少なくなっていることや、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハ…
  8. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  市原市中高根にある鶴峯八幡宮は、鎌倉時代の建治三年(1277年)より続く由緒正しき神社である。「本宮大分県の宇佐八幡宮から御分霊を戴きお祀…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る