終活のお話~エンディングノート~

 周囲に迷惑をかけず人生を終わらすための『終活』。身の回りの品や資産の整理などの準備を行い、人生のセカンドステージをより良く過ごすためにライフスタイルを見つめ直します。「人生のエンディングを考える」ことで、老後の不安を解消していく作業ともいえます。中でも特に注目されているのは『エンディングノート』です。重要な情報を整理して分かりやすく家族に伝え、どのようにしてほしいかという希望も示すことができます。
 例えば家族にとって大変な遺品整理も、できるだけ事前に物を減らしておき、処分が必要なものをどのようにするかなど、エンディングノートで明確にしておくと家族の負担が減ります。さらに忘れてならないのは『デジタル終活』。パソコンやスマートフォンなどのアドレス帳登録の個人情報、写真や動画、クレジットカードなどの取引情報など、様々なデータを生前に整理しておきましょう。家族に残したいデータは、集約してその場所をエンディングノートに残し、人には見られたくないデータは自分で処分するか、処理してもらえるように明確にしておくことが大事です。保険や年金、印鑑・通帳、暗証番号やID・パスワードなど、財産の整理や相続、各種手続きに関しても、情報が不足していると家族が家探しすることになるので、これも在りかを明確に記しておきましょう。
 エンディングノートは、自身のこと、交友関係、延命措置や終末期医療、葬儀方法などに関しての希望なども記します。ノートをもとに家族と話すことも良いでしょう。市販もされていますので、ここから『終活』を始めてみてはいかがでしょうか。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…
  2.  昭和を代表するスター「石原裕次郎」は今年、生誕90年。映画やドラマで大活躍し、歌手としてもヒット曲多数。誰からも愛された「裕ちゃん」の魅…
  3.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月5日(木)~6月10日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける…
  4.  今年は小湊鐵道開業100周年。これを記念し、アートによる地域づくりの拠点である市原湖畔美術館は、小湊鐵道とコラボプロジェクトを進行中。小…
  5.  成田山公園で毎年行われる冬のイベント「成田の梅まつり」。会場は成田山新勝寺大本堂の奥、16万5000平方メートルもの広大な公園。四季折々…
  6. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…
  7.     ◆一席 記念日を遅れて祝い根にもたれ  一宮町 黒猫胡桃     ・老プランあまく見積り火の車  茂原市 道譯賢…
  8. 【写真】講演する家田さん      昨年12月、市原市市民会館で開催された『令和6年度市原市人権・男女共同参画フォーラム』。男…
  9. 【写真】はにわ博物館展示室の姫塚埴輪        昨年8月、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪(総数48点うち殿塚古墳30点、…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る