こでまりの夢~保育園という場所~

 新年度になり、新入園児さんたちの緊張した顔や、ワクワク・ドキドキの保護者の皆様の心持ちが伝わってきそうな今日この頃です。今日は、保育園の園長という立場から、保護者の皆様へ保育園についての考え方をお伝えしてみたいと思います。

 子どもは、家族や地域のたくさんの人に支えられて成長していきます。従って、保育園というところは、家庭と協働で子育てをする場所なのです。ですから、私たち保育者と保護者の間に上下関係はなく、保護者の皆様と共に子育てをするパートナーと捉えていただければと思います。

 入園してから卒園するまでの数年間、子どもたちは目を見張る成長を遂げていくことでしょう。それは、親の成長とも言えるものです。子どもが1歳なら、親年齢(親歴)も1歳。子どもが5歳なら、親年齢(親歴)も5歳ですね。親子で共に成長することを楽しんでください。そして、園児同士でのケンカやトラブル等も成長の過程では必要な経験です。お互い様の大らかな気持ちを持って見守ることも必要です。

 それでも、お家でのお子さんのお話と事実が違っていたり、迷いや悩みが出てきたりすることでしょう。でも子どもはすぐに仲直りして、何事もなかったかのように遊ぶことも多いものです。何かあれば担任や主任・園長先生に相談してみましょう。楽しい園生活を送れますように。

 

◇中嶋 悦子(なかしま えつこ) 1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 Tel.0475・53・3509

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