トレイルウォーキングで発見、感動、そして元気に

トレイルウォーキングで発見、感動、そして元気に

 童謡「月の沙漠」のイメージから御宿の海岸は砂浜だけだと思われがち。そこで御宿の魅力を再発見してもらおうと『NPO法人おんじゅくDE元気』では、地元の人も知らない自然の中の小道を整備し、誰でも楽しめるトレイルコースとして紹介。海岸はもちろん、雑木林や湿地帯なども実際に自分の足で歩き、その風景を楽しめるプログラムを定期的に実施している。今回、半日プログラムに参加させていただいた。
 半日プログラムの所要時間は4時間程度。7~8kmの距離を、休憩をとりながらゆっくりと歩く。まず、事務所に集合。簡単な説明を受けた後、車でサンドスキー場へ。事務所がある中央海岸から歩くこともあるが、今日は行程が長いこともあってサンドスキー場からのスタートだ。ここから700mほどのトレイル(山道、里道の意)を歩く。サンドスキー場が高台なため、風の影響からか木は低く、見通しがよく気持ちがいい。その後少し舗装道を歩き、難易度が高い『岩和田林道コース』の案内がある所からトレイルへ。この道は以前、谷津田(谷あいの湿地帯に作られた田んぼ)のあぜ道だったようで、水が溜まる地形から動物のテリトリーらしく、イノシシの糞や足跡があった。道は整備され歩きやすいが、登り坂なため少々きつく感じられる。しかし途中メキシコ記念塔を上から眺められる貴重なコースとなっている。その後少し下り、標高23mのメキシコ記念塔に到着。岩和田漁港や勝浦市までの海岸線がしっかりと見ることができた。
「御宿は小さい町ながら、雑木林、湿地帯、笹やぶ、また海岸には断崖絶壁や洞窟など驚くほど変化に富んだ自然が残されています。地元の人が参加しても発見が多く、多くの方が感動したと言ってくれます。ウオーキングはその日の参加者のレベルに合わせ、幾つかあるコースを組み合わせて案内しています」とガイドの北村さん。ちなみに今日は少々アップダウンの激しいコースが組み込まれてあるらしい。
 メキシコ記念塔を下り、少し歩き、景勝地『大波月海岸』入り口に。ここから北村さんが飼われているヤギが参加。一緒に歩く姿に参加者らは「疲れも飛んで癒される」とのこと。立派なスタッフとして働いている。ちなみにヤギの参加は正式メニューとはなっていないものの、参加者の要望に応じて提供しているそうだ。舗装道を少し歩き、海岸まで約10分の『小浦海岸コース』に入る。迫力満点の素掘りトンネルを抜けプライベートのような砂浜で海を見ながらの昼食。その後、海岸線を北上し、長浜海岸へ。途中、ぽっかり開いた海を眺め、ひと呼吸。汗ばんだ体に潮風が心地よい。
 潮の引いた時しか歩けないという浜は屏風のような断崖がそそり立ち、安易に人を寄せ付けない場所。トレイルウオーキングの一番のお勧めスポットだ。この日は風が強く、海から吹く風が砂を運び、人が歩いた足跡をさらさらと消していっている。ひとしきり自由に海岸を散策した後、戻ることに。最終的には事務所での解散で、今回は時間がオーバーしそうなのと初心者のために案内板のところに車が用意されていた。参加者は事務所で感想を書き、解散。事務所があるマンションの1階にはクアハウスがあり、3時から有料だが参加者は割引額で利用できる。ヨードで色が黒っぽい湯につかり疲れをとって帰宅するのも一考だ。
 NPO法人『おんじゅくDE元気』では、「おんじゅくで元気になろう!」を合言葉に、御宿町の自然や文化、歴史などを生かした心と体が元気になるプログラムを定期的に行っている。トレイルウオーキングの他にもノルディックウオーキング、オーシャンスイム教室なども実施しており、また体力や好みに応じたウオーキングを個人で計画できるよう資格あるガイドの派遣も行っている。詳細は以下まで。
問合せ NPO法人 おんじゅくDE元気
TEL 0470・68・6320
http://onjuku-de-genki.org/

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