時代行列で鎌倉時代にタイムスリップ
- 2013/6/7
- 外房版
時代行列で鎌倉時代にタイムスリップ
5月11日(土)、茂原市内で『第12回お題目初唱会』と日蓮大聖人を長南町の笠森観音堂へ迎えに行った様子を再現した『第8回日蓮大聖人お迎え時代行列』が行われた。鎌倉時代(建長5年)、法難により清澄山から笠森観音堂に逃れていた日蓮大聖人を、観音様のお告げを受けた茂原の領主・斎藤兼綱公(藻原寺開基)と近郷の墨田五郎時光公のふたりが屋敷にお迎えし、最初の帰依者となった。そして、初めて信者がお題目を唱えたことから藻原寺は『お題目初唱之霊場』と讃えられている。
そんな故事に則り、あいにくの小雨模様の中だったが、藻原寺僧侶・檀信徒100名余が家来や町人に扮し、茂原市立茂原小学校を出発。纏を振る者たちを先頭に、太鼓をたたきながらお題目を唱え、その後ろから古代衣装を身にまとった武将と藻原寺の持田日勇貫首扮する日蓮大聖人が馬にまたがり、茂原駅前から榎町、昌平町など商店街を通り、藻原寺までの約3キロ、華麗な時代絵巻を繰り広げた。持田貫首は今後も、街のにぎわいを取り戻すため、寺の情報を発信し活性化に一役買っていきたいと話している。