オンリー1を目指して

オンリー1を目指して
ふるさとバンド結成41周年

 昭和47年2月、一宮町立一宮中学校吹奏楽部OB7人が集まり誕生した『ふるさとばんど』(当時は『一宮ふるさとばんど』)が、昨年創立40周年を迎えた。昭和30年代、吹奏楽部がある中学校は県内でも数えるほどだったそうで、そんな中、初めて楽器に触れた中学生たちは、音楽の魅力、演奏する楽しさに魅了され、「まさに青春そのもの、勉強も友だちも吹奏楽部を中心にありました。進学や就職で町を離れる者も多かったのですが、そういう人たちが帰ってこられる場所に、そして音楽が常に身近にあるといいねとばんど結成にいたりました」と話すのは、初代メンバーでバンドマスターの河野敏夫さん。
 その後、長生高校や茂原中学校、一宮商業高校の卒業生たちが次々に仲間に加わるが、働き盛りを迎え仕事や結婚、育児などでばんどを離れる者もいた。が、「余裕ができるとまた帰ってくる人も多かったですね。たぶんばんどに関わった人は300人を超えていると思います」と前バンドマスターの渡辺恵之助さん。現在は30人前後がばんどメンバーとして活動し、中心メンバーはみな50~60代となった。
 結成1年目から続けてきた定例演奏会は40回を数え、秋に行ってきたファミリーコンサートも昨年で28回を数えた。その昔は町の体育祭で君が代からファンファーレ、入場行進曲まですべてふるさとばんどが演奏した。小学校などに技術指導にも出向いた。今は玉前神社の前の通りで行われる『さすが市』にも出演する。「地元にかわいがられたいと思ってやってきました。自分たちが楽しいのは当たり前。その楽しい要因のひとつが、家族や地域の人々、仲間からよかったよ、がんばってるねと言われること。その言葉がいくつになってもやり続けるエネルギーになっているんです」と河野さん。
 40年という長い歴史の中で演奏した曲は、歌謡曲から本格的な交響曲まで幅広い。河野さんは「身の丈をちょっとオーバーするぐらいの難しい曲に挑戦すること」も長く続けるこつだという。そして、「他の社会人楽団はナンバー1を目指していますけれど、我々はオンリー1を目指しています」と。また渡辺さんは、「結成当時は自分たちも若かったですから、ふるさとばんどって古臭いと思いましたが、今では関わった人のふるさとになっていて、名実ともにふるさとばんどになったって思っています」。そんなふるさとばんどの第41回定期演奏会が6月23日(日)、午後2時から茂原市民会館で行われる。

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