語る陽気なハーモニカ奏者

 茂原市在住の武田春彦さん(71)は口元に当てたハーモニカを、音を自在に操るようにして吹く。独自に定めた『しあわせ演歌』や『心に残る旅情の歌』など8種類に分けた曲のレパートリーは100曲以上。「ある日、散歩をしていてラジオから流れる郷愁あふれるハーモニカの音に魅せられたんです。カルチャースクールで習い、1年ほどは苦労しましたが複数の音が出せるベース奏法をマスターした時はとても嬉しかったです」と武田さんは楽しそうに話す。
 2年目になってからは、福祉施設や老人クラブなどの各種集まり、保育園に招かれ演奏活動を続けている。「現在は月に3回ほどあちこちを回っていますが、音を楽しんでくれているのがよく分かります。演奏だけでなく、歌が流行した時代背景や小話をまじえるのですが、こんなのは初めてだと言ってくれる方も多いんです」と武田さん。
 取材当日に訪れたケアハウスでも、懐かしい童謡の歌声が手拍子にのせてゆっくりと流れる。演奏中は『千葉で生まれた歌は?』など曲に関してのなぞなぞも披露されるので、「自己啓発と物忘れ防止にもなるんです」と笑う。武田さんは、曲に合わせて音階の違う6種類のハーモニカを吹きわけながら、随所で元気を振りまいている。演奏依頼も受け付けている。

問合せ 武田さん
TEL 0475・22・3793

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