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こでまりの夢
- 2015/8/21
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~放っておいてほしい息子と構いたい母親~
以前、元教師の先生が、「お母さんたちは男の子を構いすぎる。放っておきなさい」と、おっしゃっていたことがありました。ここで言う〝放っておく〟とは、口出し手出ししないで見守っていることですが、母親というのは、どうしても放っておくことが難しいようです。息子が困っていると心配し、可哀そうだと思い、ついつい「こうすればいいんじゃないの?」と答えやヒント、指示命令を与え過ぎる傾向にあるようです。もう一つ、放っておいた方がいい理由があります。母親は女脳で考えるので、あれこれと説明しますが、男脳で考える息子には、母親の言いたいことが、伝わっていないのです。その結果、「うるさいなー黙ってて」と息子が言うと「何なのその態度!あんたのために言ってあげてるのに!」となり、益々ヒートアップした結果、「うるせーくそばばぁ」と息子に言われるパターンが多いですね。
男の子を観察してみると、何かを始める前にボーっとしていることがあります。母親から見ると、ボーっとしている暇があったら動けばいいのに、と思いますが、これは頭の整理をしている時間なのです。男の子にはこの時間が必要で、考えているときに横やりが入るのを嫌がります。必要な時には、自分から必要だと言ってくるので、それを待つことが大事で、待てないから口出し手出しするのでしょう。
そう、男の子が大きくなったら父親の出番。息子のことは父親に任せて、放っておくのも子育てには必要だということです。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
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