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どこまでも響け!届け!和太鼓のメロディー
- 2016/1/1
- 外房版, シティライフ掲載記事
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外房地域を中心に活動する和太鼓チーム『浜太鼓』。結成15年を迎える現在、3歳から60歳代まで約30名が参加し、幅広い世代に愛されるチームへ成長した。結成当初のメンバーで代表の佐藤久意さんは、「メンバーは家族です。太鼓が好きなら誰でもウェルカム。チームによってはレベル分けをしたり、太鼓を叩くまでに練習が必要なところもありますが、ここでは誰でもすぐに触ることができます」と話す。『家族』と佐藤さんが告げる通り、多くの子どもたちは練習場所となる大網白里アリーナの廊下で戯れながら、彼を「お父さん!」と呼ぶ。「私達が最初に教えていた子どもたちが親になって、ここへ子どもを連れて戻ってきている。太鼓はスポーツの1つ。こんなに色んな世代が一緒に活動できるのも和太鼓ならでは。その分、挨拶などのしつけにも厳しいですよ。『お父さん』と呼ばれるのはくすぐったい気もしますけどね」と続け、佐藤さんは笑った。
時期によってはイベントが重なり、毎週太鼓を披露することもある。4月と11月に毎年開催される10団体千葉和太鼓祭りをとりまとめる他、大網・茂原の産業祭り、各地区の夏祭りや施設のイベント。当然、多くの練習も必要になってくるがその分結束も固く、「楽しい!」と感じる子どもたちは見様見真似で技術を吸収していく。結果、同チームは各種盆踊り曲や『おどるぽんぽこりん』、『銭形平次』などの曲目から、『さざなみ』や『舞姫』などの創作曲まで約50曲を、みんなが演奏することが可能だ。
5年前に祭り会場で太鼓に魅せられチームに入会した尾形千穂さんは、「一緒に入った息子より、今は私が夢中かもしれない」と笑い、「ビデオを撮って家で2人で見るので会話も増えて嬉しいです。家以外の安心できる場所だとみんなが感じているのでは。今、とっても幸せです」と続けた。「年の離れた子ども達への指導方法に悩んだこともありますが、私はクヨクヨしない性格なので楽しんでやっています。子どもたちは1つの目標を持っているだけでまっすぐ育つものです。始めるきっかけはそれぞれでいいんです」と佐藤さんも語る。
練習場に並ぶ十数基の大きな太鼓。その前に立ち、声を掛け合いながらバチを打つ。腹の底まで響く音に、自分が叩いていなくても顔がほころぶ。リズムに合わせ、時にジャンプしながら演奏する『浜太鼓』は、確かに珍しいチームかもしれない。通常の練習は大網白里アリーナで、土曜日13時から16時半まで(要ブログで確認)。会費は月(大人)4000円、(小~高校生)3000円、(幼児)2000円で親子割あり。随時、メンバー及び出演依頼も受け付中。
問合せ 佐藤さん
TEL 090・5419・1641
http://ameblo.jp/hama-daiko/