白菜レシピで糖尿病予防

 血糖値をコントロールし、合併症を予防する糖尿病食は厳しい制限があり味気ないイメージがある。ところが「正しい知識を持てば、バランスの良い豊かな食生活が楽しめ、糖尿病以外の家族にとっても健康食となります」と話すのは管理栄養士の増田佳那子さん(32)。2月25日、山武市の成東保健センターにて(福)桔梗ケ丘シルバーホーム主催の家族介護者教室『知ってそうで知らない糖尿病食』が開かれ、10人が参加した。
 「食べ過ぎず量を守ることが大切」と講師の増田さんが教えたのは、1日の適正な食事量、献立作りの基本、食材の配分など。メニューは「食事量を目安に食材を決めてから献立をたてる、夜は大豆製品を入れる、休日の朝食はパンなど定番を決める」と負担が少なくなる。食品別カロリーを記した『食品成分表』を使うと便利だという。
 講義のあと参加者は一つの食材で3品を調理した。鍋は白菜と豚肉で酒蒸し。サラダは、塩もみした白菜とリンゴの薄切りに酢やオリーブオイルなどであえ、パセリを散らすとできる。風味和えは、白菜150gと三つ葉6本を茹で、塩としょう油各小さじ4分の1、ごま油小さじ2分の1、焼き海苔3分の1枚で混ぜた。野菜が水っぽいと調味料を増やしたくなるので、しっかり水を切ることが大切。「香味野菜や旬の食材を使うことで塩分は減らせる」とのこと。
 妊娠中に血糖値が上がったという30代の女性や糖尿病を患う参加者は「食材の組み合わせが新鮮」と新たなレシピに感心していた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市は市制施行60周年を記念し、『エンジン01(ゼロワン)in市原』を2024年1月26日(金)~28日(日)に開催する。先月8月25日…
  2.  マザー牧場(富津市)では、ひと足早く秋先取りの絶景が登場。まきばエリア 『花の大斜面・東』にて、 2年目となる『コキア』が9月上旬より紅葉…
  3.  心ない行動や言葉が、人を追い詰め事件になるケースも多い昨今。この本『慈雨』の筆者・大木太枝(たえ)さんも、20数年前、愛する家族が他人の中…
  4.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…
  5.  絵本作家の五味太郎さんが書いた本に『じょうぶな頭とかしこい体になるために』という本があります。「何をしたいか自分でもよくわからないんだ」と…
  6.  今回から前後編で、世界に名を轟かせた黒澤明監督に関するお話です。黒澤明:1910年(明治43年)3月23日生~1998年(平成10年)9月…
  7.  牛久石名坂1号墳跡は、市原市のほぼ中央に位置し、国道が縦横に走る養老川中域の標高37メートルの河岸段丘上にあります。周囲には大小の古墳が9…
  8.  8月21日から23日の3日間、野田市にある江崎グリコ株式会社の工場見学施設『グリコピアCHIBA』にて、小学生とその家族を対象としたワーク…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る