こでまりの夢 ~子どもとして生きる時間~

 私たちは誰でも、『子ども時代』を経験しています。友だちと一緒に秘密基地ごっこをしてワクワクしたり、いたずらをしてドキドキしたり、笑い転げたり、ケンカして泣いたり、怒ったり…。たくさんの感情や行動経験をしたのではないでしょうか。
 しかし、今の子どもたちは、遊ぶ時間も削って習い事や塾で忙しいようです。子ども時代は大人になるための準備の時間ではなく、子どもとして生きる大切な時間です。子どもの頃の経験が、大人になってからの様々な土台になることは言うまでもありません。
 あなたの子ども時代を思い出してみてください。小さな子どものあなたは、何を思っていたでしょう。楽しいこと、嬉しいこと、悲しかったこと、どんな光景が思い浮かぶでしょうか。どんなことで叱られたでしょうか。怖かったものはなんでしょう。そう、これが大人になるために必要な経験値になります。子どもは遊ぶのが仕事と言いますが、それは遊びながら友達と関わったり、様々な体験を通して学ぶことがたくさんあるからです。
 コロナ過で大変な時ですが、今しかない子ども時間を十分に楽しめるよう、ご家族でも工夫してみるといいですね。

中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 TEL.0475-53-3509

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