いちはらふるさと点描 ~上総国分寺の大銀杏~

 上総国分寺は市原市国分寺台地区、市原市役所近く。市役所から見ると道路を挟んだ市民会館の裏手になります。今から1250年ほど前に建立され、現在は史跡と真言宗豊山派の名刹。正面には仁王門があり、建築様式から江戸時代中頃、18世紀の建立と考えられています。同じく江戸時代の中頃、正徳6年(1716年)に書かれた国分寺「再造之縁記」によると、本尊の薬師如来を祀る薬師堂は、僧侶・快應によって再建されたものです。

紅葉した秋の大銀杏

 仁王門を入ると境内の中心に推定樹齢650年の大銀杏があります。樹齢から来るものでしょうか、どっしりとした存在感を感じます。秋の深まりとともに大銀杏の色合いの変化が先端部から少しずつ始まります。そして11月終わりから12月の初めにかけて見事な紅葉が見られます。
 上総国分寺の大銀杏は紅葉好きにはメジャーなスポットですが、ライトアップされた紅葉は思わず息を飲むほどの美しさです。今年も見事な紅葉が見られることを楽しみにしています。
(市原市写真連盟所属・サイクルフォト 木村順一)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】「手作りの電飾」木村順一  恒例の市原市写真連盟展が11/1(金)~6(水)、夢ホール(市原市更級・スポーツデポ市…
  2.  銚子市は、漁業と醤油の街として有名ですが、2012年に銚子市全域が日本ジオパーク委員会から「銚子ジオパーク」として認定されました。ジオパー…
  3. 【写真】真光寺仏殿(左)。右側は薬師堂が建つ前、本尊を安置していた書院  市原市との市境にある緑豊かな里山、袖ケ浦市川原井…
  4.  10/12(土)から12/15(日)まで開催される、市原歴史博物館(市原市能満)の特別展「旅するはにわ~房総の埴輪にみる地域間交流~」。千…
  5. 【写真】日展 彫刻 2023年  都内六本木の国立新美術館にて、11月1日(金)から24日(日)まで『第11回日展』が開催…
  6.  秋の里山では、山の幸クリの殻斗(いが)の棘が茶色く変わり始め目立つようになる。葉が覆い茂っている林では見分けにくい。花が咲く6月と殻斗が割…
  7. 【写真】Frederic Edward Weatherly『Peeps into Fairyland(妖精の国を覗き見る)』 …
  8. 【写真】お店の前で。『十五や』のTシャツを着た藤本さん(後列中央)と田頭さん(右隣)  緑豊かな市原市東国吉で、県道21号…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】真光寺仏殿(左)。右側は薬師堂が建つ前、本尊を安置していた書院  市原市との市境にある緑豊かな里山、袖ケ浦市川原井…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る