1. HOME
  2. シティライフ
  3. 懐かしのシネマ~名画①~

CITYLIFE

地域情報紙シティライフ

懐かしのシネマ~名画①~

 今回と次回は、ときめきで胸が熱くなり、感動と興奮が尽きない「名画」をご紹介します。(文中:監督=D、俳優=A、音楽=M、年は日本公開時。一部引用あり)

●「風と共に去りぬ」1952年(S27)米国
 Dヴィクター・フレミング Aヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル Mマックス・スタイナー 222分
 米国での公開は、第二次世界大戦が欧州で開戦した1939年。南北戦争下のアメリカで、南部の大富豪の娘スカーレット・オハラが、激動の時代を強く奔放に生きる半生を描く。舞台となったアトランタではワールドプレミアが行われ、当時としては画期的な長編カラーだったこともあって、空前の世界的大ヒット。主題曲「タラのテーマ」は現在も名曲と言われる。第12回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。助演女優賞のハティ・マクダニエルは、黒人俳優で初の受賞者。主演のヴィヴィアンは受賞後、映画より舞台を主に活動した。

●「誰が為に鐘は鳴る」1952年(S27)米国
 Dサム・ウッド Aゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、カティーナ・パクシヌー、エイキム・タミロフ 170分
 アーネスト・ヘミングウェイが1940年に出版した同名の長篇小説を1943年にカラー映画化。第二次世界大戦直前のスペイン動乱(1936~39年)が舞台。スペイン共和国政府と国民戦線軍による内戦で、政府側の義勇兵として戦う若きアメリカ人の数日間の心情を追う。壮絶な戦時下での悲恋ドラマに、髪を短くし撮影に入ったヒロイン役のイングリッド・バーグマンは、体当たりの熱演。第16回アカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞・助演女優賞受賞。

●「80日間世界一周」1957年(S32)
 Dマイケル・アンダーソン Aデヴィット・ニーヴン、カンティンフラス、Mヴィクター・ヤング 169分
 フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの同名小説が原作。日本を含む世界各国の風景がカラーで楽しめる観光映画。飛行機の出現していない1872年、英国紳士と執事は2万ポンドの賭けに勝つため、気球・鉄道・蒸気船などで80日間の世界一周を目指す。名優デヴィッド・ニーヴンが英国紳士、世界的コメディアンのカンティンフラスが執事を演じる。第29回アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀撮影賞・最優秀映画編集賞・最優秀音楽賞・最優秀脚本賞受賞。格調高く優雅なテーマ曲は、「世界旅行」のイメージに合うと今でも使われる。作曲者のヤングは本作公開の直後に死去し、最優秀音楽賞は死後の受賞。40人を超える豪華スターがスポット出演していることでも有名な作品。
(次回に続く)

◇黛葉(まゆずみ・よう)
茂原市在住。1942年生。元映画配給会社宣伝プロデューサー。現役時代は年200本以上を鑑賞、現在、放送された洋邦画の録画DVDは1100枚以上にのぼる。