CITYLIFE 地域情報紙シティライフ こでまりの夢~子どもの癇癪への関わり方~ 2026.04.30 「なんでそんなことで怒るの?」と、大人には思えてしまう子どもの癇癪。でも子どもにとっては、その出来事が『今の自分には受け止めきれないほど大きいこと』なのかもしれません。怒りや癇癪は、わがままではなく『「困っているサイン』として受け止めることが大切です。 幼児期の子どもはまだ、自分の気持ちを言葉でうまく表現することができません。「いやだった」「悔しかった」「わかってほしい」そんな思いがあふれたとき、泣いたり怒ったりすることでしか表現できないのです。まずは「嫌だったね」「悔しかったね」と、子どもの気持ちを代弁してあげましょう。言葉で自分の気持ちを言えるようになると、少しずつ落ち着いていきます。大切なのは、すぐに正そうとしないこと。安心できる関わりの中で気持ちを出す経験が、自分で気持ちを整える力につながります。落ち着いた後に「どうしたらよかったかな?」と一緒に考えることも大切です。どう伝えたらよいのかを伝えていくことで、子どもは次の一歩を学びます。 子どもの怒りや癇癪は、成長の途中にある大切な姿です。受け止め、言葉を添えていくことで、「自分の気持ちを大切にしていい」と感じられるようになり、人と関わる力へとつながっていきます。その積み重ねが、安心して人と関わる力へとつながっていくのです。 ◇中嶋 悦子(なかしま えつこ) 1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 Tel.0475・53・3509