1. HOME
  2. シティライフ
  3. 懐かしのシネマ~高倉健2~

CITYLIFE

地域情報紙シティライフ

懐かしのシネマ~高倉健2~

 前回に続き、高倉健サンをご紹介。
(文中凡例:監督=D、俳優=A、音楽=M、年は日本公開時。一部引用あり)

●1983年(S58)「居酒屋兆治」東宝 D降旗康男 A健サン、加藤登紀子、大原麗子、田中邦衛、伊丹十三 M井上尭之
●1983年(S58)「南極物語」東宝 D蔵原惟繕 A健サン、渡瀬恒彦、夏目雅子 第7回日本アカデミー賞作品賞・音楽賞・撮影賞など受賞
●1989年(H元年)「あ・うん」東宝 D降旗康男 A健サン、富司淳子、富田靖子、坂東英二、三木のり平
●1994年(H6年)「四十七人の刺客」東宝 D市川崑 A健サン、中井貴一、宮沢りえ、石坂浩二、浅丘ルリ子、森繁久彌
●1999年(H11年)「鉄道員(ぽっぽや)」東映 D降旗康男 A健サン、大竹しのぶ、志村けん、安藤政信、吉岡秀隆 第42回ブルーリボン賞主演男優賞、第23回モントリオール世界映画祭男優賞、第51回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、第23回日本アカデミー賞では作品賞・主演男優賞など9部門で最優秀賞を受賞
●2012(H24年)「あなたへ」東宝 D降旗康男 A健サン、田中裕子、佐藤浩市、草彅剛、綾瀬はるか、原田美枝子、ビートたけし 第37回報知映画賞主演男優賞、第25回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞主演男優賞

★健サンは黒澤明監督から「乱」の出演をオファーされたが、降旗康男監督「居酒屋兆治」の撮影スケジュールとの兼合いから出演を断念した。
★1976年公開「君よ憤怒の河を渉れ」が、1979年に中国で公開。中国人の半分が観たともいわれ、宣伝のため田中邦衛と訪中した時には、宿泊先にファンが大勢詰め掛けた。映画監督・張芸謀は2006年公開「単騎、千里を走る。」の撮影時、健サンが休憩の時に椅子に座らず、現地の中国人エキストラまで丁寧に挨拶するのを見て、「こんな素晴らしい俳優は中国にはいない」と発言。
★2006年、北京電影の客員教授に就任。同年11月に行われた天皇・皇后主催の文化勲章受章者・文化功労者を招いたお茶会に出席。12年10月には第60回菊池寛賞に選出され、13年11月には文化勲章を受章。皇居で親授式が行われ、式後の記者会見で「日本人に生まれて本当によかったと、今日思いました」「今後も、この国に生まれて本当に良かったと思える人物像を演じられるよう、人生を愛する心、感動する心を養い続けたいと思います」とコメント。
★2014年11月10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため死去(83歳)。東京都内の病院で意識不明となったのは亡くなる数日前だった。「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」の言葉とともに、その死が発表された。

◇黛葉(まゆずみ・よう)
茂原市在住。1942年生。元映画配給会社宣伝プロデューサー。現役時代は年200本以上を鑑賞、現在、放送された洋邦画の録画DVDは1100枚以上にのぼる。