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こでまりの夢~未来を祝う心 子安講から学ぶ予祝の力~

「予祝(よしゅく)」という言葉をご存じでしょうか。予祝とは、願いがかなった未来を先に喜び、お祝いする日本古来の風習です。昔は豊作を願い、秋の実りを春に祝う宴を開いていたことが始まりと言われています。
 実は、私たちの住む地域にも、それに通じる温かな風習があります。子どものいる親たちが集まり、子どもの健やかな成長を願って神様や観音様にお参りする「子安講(こやすこう)」です。お参りをした後は、お茶を飲みながら子育ての悩みや喜びを語り合い、「大丈夫、大きくなるよ」「みんな同じだよ」と励まし合いました。子どもの成長を地域みんなで願い、支え合う、まさに昔ながらの予祝の場だったのです。
 昔の人たちが子安講で交わした「きっと大丈夫」という言葉は、今を生きる私たちへの応援の言葉でもあります。子どもの未来を信じ、小さな成長をともに喜ぶ。その積み重ねが、子どもの心を育み、親の心も支えてくれるのでしょう。
 未来は、今日の積み重ねでつくられます。子どもの可能性を信じ、笑顔で未来を語る大人の姿は、子どもにとって何よりの応援になります。今日も「きっと大丈夫」という気持ちで、小さな成長を一緒にお祝いしてみませんか。

◇中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。
Tel.0475・53・3509