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3つの異なるロケーションで紫陽花を愉しむ
- 2017/6/2
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~茂原市・睦沢町・山武市~ 写真上↑あじさい屋敷
初夏の訪れを告げる花では人気が高い紫陽花。今年は、どこへ見物に出かけますか。桜とは違い1カ月と開花時期の長い紫陽花。異なるロケーションで何カ所か愉しんでみてはいかがでしょうか。
房総の紫陽花スポットでは代表格の、庭と山の斜面に1万株もの紫陽花が咲き誇る『服部農園/あじさい屋敷』。新しいローカルスポット、日本のアジサイに特化した『上之郷アジサイ園』。森の中に佇む洋食屋さん『ふらんす屋』の散策路を彩る紫陽花をご紹介したいと思います。開花時期は6月中となっていますが、見頃など最新の開花状況については各スポットに問い合わせを。
服部農園/あじさい屋敷(茂原市三ヶ谷719)
服部家の約2万7千㎡の敷地、庭先から屋敷を囲む山の斜面まで、300品種1万株以上の色とりどりの紫陽花が埋め尽くす。敷地の地形上、どの地点からも様々な紫陽花の競演を一望できるのが、このスポット最大の魅力。江戸時代からの園芸品種『石化アジサイ』や『ロートシュパンツ』、『センセーション』、『ピンクアナベル』など他ではなかなか見かけない品種も。千葉産の菓子や野菜、カットスイカやメロンの販売も。開園時間8?18時。入園料は大人500円、小人200円。団体(10名以上)400円。
問合せ 服部農園/あじさい屋敷
TEL 0475・24・8511
上之郷アジサイ園(長生郡睦沢町上之郷1006)
前述の広域農道沿いにある『あじさい屋敷』から道なりに睦沢町に進み、道の駅つどいの郷むつざわを過ぎ間もなく、同町寺崎在住の市原るみ子さんが手掛ける『上之郷アジサイ園』が見えてくる。一昨年から一般開放されている。市原さんは18年前に都内で開かれた日本アジサイの展示会に行き、「可憐で素朴でありながら野性味のある日本の自生のアジサイに魅了された」と日本アジサイ協会に入会し、毎年、同協会が催す自生地巡りや全国ネットの会員との現地での交流を経て、上之郷の約6600㎡の敷地に300品種の日本各地の原産種(ガクアジサイ、ヤマアジサイ等)を長年かけて植栽し今に至っている。「元々アジサイは日本原産。改良種にはない日本のアジサイの魅力を多くの人に知ってもらいたい。品種の保存にも心掛けていきたい」と話す。また、ヤマアジサイの鉢植えを町役場のロビーで、毎年6月初旬から展示している。アジサイ園は見学無料だが、事前に電話予約が必要。
問合せ 市原さん
TEL 090・2621・1658
ふらんす屋 ガーデン&散策路(山武市椎崎1321-2)
「フレンチベースの洋食屋さん」と市内外からも訪れる客の多い人気店。シェフ歴約40年、できあいの物は一切使わないというオーナーこだわりの料理に三世代で来店するファミリーも。梁のある高い天井の店内に隣接して屋根付きガーデン席(ガーデンカフェ)やペットOKのドーム席、無料ドッグランもあり。「森の中の楽園レストラン」目指してオープンしたというだけあり、四季折々の木々や花々が楽しめる。6月は紫陽花祭り開催。珍しい品種など多種多様な紫陽花およそ300株が咲き競う。祭り期間中、食事客には地元産フルーツをサービス。お子様メニューやアイスクリームのグラタンなどデザートも好評。
問合せ ふらんす屋
TEL 0475・80・7887
(月)第2・4(火)休。洋食ダイニング11~15時、ガーデンカフェ11~15時。