天然染料でオリジナルのスカーフを
- 2014/5/2
- 外房版

菜の花が咲き乱れる南市原で開催中のいちはらアート×ミックス。旧月出小学校で行われている『1day染色ワークショップ』では、天然染料を使った絞り染めが体験できる。
色をつけたくない部分に輪ゴムや糸などを巻き付け、染色液に浸すことで模様を作り出す。染料に使うのは黄・緑系に染まるコガネバナの根と、赤・紫・ピンク系に染まるインドアカネの根。白い絹のスカーフを、水に浸す、火にかけた染料に浸すという作業を繰り返し、ゆっくりと染めていく。ムラができないよう、煮物を転がすように割り箸でゆらゆらさせながら染料に浸す。
濃淡は染料の濃度と浸す時間で調整。薄い色を希望なら染料を減らし、濃い色を希望なら濃い染料で長めに。染料に一度浸したあとで発色剤を溶かした水につける。赤色に染めたい人は酢酸アルミ水溶液を、紫色に染めたい人は木酢酸鉄水溶液を使用。その後再び染料に浸すと、同じアカネを染料に用いた2つのスカーフが、みるみるうちに2色に分かれた。
巻き付けていたゴムや糸を外すと「わぁ、すてき!」、「かわいい!」など感嘆の声が。縛った箇所が染まらずに白く残り、それぞれのオリジナルデザインが出来上がった。偶発的にできた模様が面白い。仕上げはタオルドライしたあと天日に数分かざしてふわふわに。
「天然染料は奥が深いです。同じ植物でも季節によって色が変わる。思い通りにならないところも魅力です」と講師を務めるアーティストの岡博美さん。春らしい薄いピンク色のスカーフに仕上げた女性は「天然染料に興味があって参加しました。楽しかった」と早速、笑顔で首に巻いた。天然染料を使ったあなただけの一枚、心がときめくに違いない。
問合せ・予約 岡さん
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