あなたの体は大丈夫?漢方で体質改善を

5月18日(日)、ちはら台コミュニティセンターで『漢方と薬膳入門 第1回薬酒を作ろう』講座が開催された。集った受講者は14名。講師の星誠一郎さんは、薬剤師と調理師の免許を持ち、ちはら台で薬膳厨房を営んでいる。「食の安全と叫ばれているが、実際はなかなか難しい。食物を家族に合わせて作り、みんなで食卓を囲めたら有意義な時間になるでしょう」と星さん。
この日の薬酒作りはクコの実を使ったクコ酒。受講者の中には、星さんのお店でランチをして薬膳に魅せられたという人も多数いた。「食べ物だけでなく飲み物があるんだと知って楽しみにしていた」、「夫の肝臓が悪いので、勉強したい」、「毎年健康診断で何かしら引っかかる。身体の中から改善したい」など意気込みを述べる受講者たち。実施の前に漢方について座学の授業。
「薬膳は病気の治療を目的とする食療と、病気にならないように健康を保つ食養の2面がある。漢薬類は免疫力を高める効果があると言われているが薬膳にも同様のことが期待できる」と星さんが説明。また、中国の唐時代以前の書物をまとめた『食療本草』、『養生奉親書』や日本の漢方医学で最初の教科書である『傷寒雑病論』などにも触れた。そして、身体を冷やす食べ物や温める食べ物の種類、単方と複方の違いも学んだ。
では、クコ酒レシピは以下の通り。用意する材料は、クコの実150gとホワイトリカー35度を1l。35度を使用するのは腐敗しにくく、実の成分もよく出るため。クコの実は黒いのが混じっていないかあらかじめ確認しておく。1.よく洗った広口瓶にクコを入れて、ホワイトリカーを注ぎ軽く揺すってなじませる。2.日の当らない涼しい場所で保管する。3.最初の4~5日は1日1回液を軽く揺する。4.10日後に蓋を開け、熟成させるためにクコを2割残して取る。5.クコを取ったら、グラニュー糖100g、本みりん50ml、はちみつ30mlを加えてよく溶かし、元の場所で1カ月熟成させる。6.その後、上澄み液を別の保存瓶に移し、沈殿した残りかすはコーヒーフィルターなどで漉して完成だ。
星さんは、受講者の作業を確認して回りながら、「クコの実はヨーグルトに入れても美味しいです。完成したらそのまま飲んでも、ワインやリキュールに混ぜてカクテルとして飲んでもいい」とオススメ豆知識を披露。受講者からも、「取り除いたクコの実も食べられるんですか」、「家の梅酒は3年ほど梅を入れっぱなし。クコも取らないとだめですか」など質問が飛ぶ。ちなみに、梅の皮は厚いので取り除かなくてもいいが、クコは薄いため中の実が出てしまうので取る方がいい。取ったものはそのままでも食べられるし、中華料理に入れたり、パスタに乗せると色どりが綺麗になるという。次回漢方講座は12月に開催予定。

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