パンジーとビオラの寄せ植え

 10月27日に県立鶴舞桜が丘高校の農場にて、南総公民館主催講座『秋の寄せ植え』が行われ、約30名が参加した。農場内のミニハボタンやシクラメンの苗などを見学したあと、赤色と青色のパンジー、黄色、青紫色、薄紫色のビオラから3株を選んで寄せ植えをした。寒くなって発育が悪くなる前に根をしっかりと張らせるため、10月から11月に植えるのが基本。「赤系は伸びが早いなど色によって成長が異なる。見た目を揃えたいなら同色で合わせた方がいいですよ」と北陸地方独特のイントネーションで楽しい講義を展開したのは同校、食とみどり科の教諭、西野将司さん。寄せ植え作業時には同校草花コースの3年生7名が参加者を手伝った。
 温室で好みのパンジーとビオラを選び、参加者が作業場へ戻ってくると「花も種もむしり取って下さい。もったいないと思わないで」との指示が。これは、花が咲き終わる頃、種を作るのに栄養がとられて成長が悪くなるから。「1週間もしたら満開になるので心配しないで」と西野さん。次に、3株を鉢の縁側に配置、土をふわっと入れる。土は赤土に堆肥やパーライト他を混ぜ合わせたものを使用。さらに殺虫剤と肥料をひとつまみずつ、苗と苗の間3カ所に撒いて完成。持ち帰ったあとは水をたっぷりとあげ、「時間のある人は、枯れた花をその都度取ってあげて。時間のない人は枯れ始めた花を見つけたら、一気に全部取ってしまっても。そうすれば満開を長い間楽しむことができますよ」。6月にも『初夏の寄せ植え』と題したペチュニアの寄せ植え講座が行われたが、それらのほとんどが「まだ元気に咲いている」と前回も参加した人たち。11月22日(土)には同農場で9時から収穫祭が行われる。同校の生徒たちが自信を持って育てているシクラメンなど、質の高い鉢植えの花や野菜はいかが。

問合せ 鶴舞桜が丘高校
TEL 0436・88・3211

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