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実力派高校生バンドが突き進む!
- 2016/2/5
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「音楽って、僕らにとっては逃げ道であり、生きがいなんですよ」と少し大人びた口調で話すのは、高校生バンド『ヘレル』ボーカルの桐村頼忠さん。結成後まだ10カ月だが、ライブで披露する10曲のうち2曲はすでにオリジナル。ベース担当の小田航太郎さんとは中学の同級生で、当時から2人で作曲をしていた。
「鼻歌でメロディーを作って携帯に録音することが多かったです。ノートに歌詞をつづって、伝えたい気持ちや意味をメモしたり」と桐村さん。主に、市原市や木更津市でライブを行っている『ヘレル』。ギターの篠崎涼さんは、現在桐村さんと同じ高校に在籍、同バンドの名付け親。「響きが好きで付けました。辞書で調べると『汚れなきもの達』という感じで、少し恥ずかしいですよね」と笑う。ドラムの田中絵里佳さんは、演奏を見たメンバーからのスカウトをきっかけに加入。今では、周囲から「仲がいいよね!」と言われることも多いそうだが、「なによりも自分たちが楽しんで演奏することを心がけています。そのためにも、ドラムは全身を使うので体力作りに毎日ランニング中!」とか。
演奏中、ベースを使ってメンバーを落ち着かせることを心がけているという小田さんは、「僕たちは有名ではない普通の高校生バンド。ライブでは、初めて聴く人をどうすれば魅了できるのか考えています」と冷静な目線も向ける。作詞は伝えやすく聴きやすい日本語を選び、歌詞に乗せて流れるメンバーの弾く音をお互いに信頼する。目標はプロになること。新たな一歩を踏み出す時、彼らの絆はまた深まることだろう。