フォトロゲでぐるっと里山周遊!

おいでよ、市原

 4月10日(日)、小湊鉄道沿線と加茂の里山を中心に開催された『第3回いちはら里山フォトロゲ』。フォトロゲ(フォトロゲイニングの略)とは、フィールド内に目標場所を設置し、指定された各場所を通過して与えられた得点で、順位を争う競技のこと。5時間という制限時間内に設置された58カ所を、いかに効率よく回るかが勝負のカギ。
 参加者は146名。家族チームや混合チーム、男子、女子チームなど4部門に分かれているが、個人参加もOKだ。主催であるフィールズ有限会社の細川さんは、「競技志向の方はスポーツとして参加していて、ずっと走っていますね。一方、御家族だと小さいお子さんもいるのでゆっくり回ります。ポイントごとに地域の良さを見られて、各々の楽しみ方ができるのがこのイベントの魅力です」と自信を見せる。
 フィールドは上総久保駅から上総大久保駅までの範囲で、養老川を中心に農業地や住宅地、高滝湖やゴルフ場まで様々な景色が見られる好立地。天気にも恵まれ、どの道を歩いても桜が満開。小湊鉄道株式会社の後援により、大会専用のゼッケンを見せれば鉄道を無料で利用可能と言う面白い試みも含まれていた。
 スタート15分前に、初めて目標場所の写真と地図が配られる。すぐに、参加者達が地図と小湊鉄道の時刻表を見つめながら、「失敗した時のために、こっちの道も策に入れておこう」など額を寄せ合い、そこかしこで作戦を練る姿で溢れた。
 得点はスタート地点に近いほど低く、遠い距離や山の上にある場所ほど高くなる。『月崎駅』や市原市重要文化財の『真光寺山門』、『市原湖畔美術館』など地元では有名な場所から、田んぼの中にある喫茶店の『看板』など、ほんの些細な目印までがポイントに。そこへ到達したことを、参加者は携帯やデジタルカメラの写真で、自身を背景に入れて撮影したことで証明する。
 上総一ノ宮から参加したフィットネス仲間3人組は、「お弁当を持って来たので、お昼も楽しみです。のんびりしていいところですね」と話し、ゆっくりと歩く。また開始早々、里見駅で発見したのは館山から参加した家族。小5、中2の男子二人は汗ばむ陽気の中、美味しそうに焼き芋を頬張っている。「暑いけれど、とっても美味しい。得点よりも、コースを選んでこういう楽しみ方を見つけたい」と笑顔を見せた。個人参加をした四街道の男性は、「2回目の参加でした。去年は友達と一緒だったので、ほとんど歩きながらしゃべっていました。今年は個人なので少し寂しいですが、その分自由かな。まずは近くの高滝周辺を回って、上総久保駅で小湊鉄道を見るのが目標!」と意気込んだ。彼らのカメラの中には、一日の思い出がたっぷりと集ったことだろう。

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