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ただの仲良しではありません
- 2018/1/1
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とにかく明るい。辰巳台神社境内にある連合町会集会所に集まる64歳から80歳の9人は市原市の保健推進委員として同じ年度に役員を担った人ばかり。『なかよし会』を結成して14年経つ。地域と保健センターのパイプ役として活動し、心と体の健康については熟知しているので、何事にも前向きで笑いが絶えない。
役員を退いたあと、せっかくだからと月に一度それぞれが得意なことを教え合う勉強会を開くようになった。小物入れ、アクリルタワシなどを作って福祉ショップや施設のバザーで売ったり、ひざ掛けやお手玉など作品そのものを老人福祉施設に寄付したり、教えに行ったりもする。
代表の浅野福恵さんは「ボランティアというより、得ているものの方が多いかもしれません」と楽しそうに話す。会員の一人が「介護、家族の悩みなどなんでも聞いてもらえます。毎回感動だらけ」と話すほど仲間同士の信頼は厚い。「ここに来るとつい笑顔になるので、帰宅すると夫に何かいいことあったのと聞かれます」という人も。
長く市原市の市民活動センターを使用していたが、閉鎖となったため現集会所に移った。目下の悩みは「ボランティアが使える活動の場がないこと」。それでも、「地域の役に立ちながら、自分たちも成長していきたい」との熱意で継続している。
今年2月1日から28日まで、市民ネットワーク内アートギャラリーにて吊るし雛ほか手作り作品を多数展示する予定。
問合せ 浅野さん
TEL 0436・41・1584
問合せ アートギャラリー
TEL 0436・21・1907