ふるさと市原研究の会誌を発行

〈寄稿〉房総古代道研究会

 市原を中心とした房総地方の地域歴史を調査・探求している『房総古代道研究会』では、平成29年12月、会誌2号『房総古代道研究(二)』を発刊しました。前年には研究会の発足5周年を記念して会誌1号を創刊しましたが、各方面から温情ある書評や励ましを頂きました。市原中央図書館の機関紙『こすもす』では「房総古代道研究会から待望の会誌が発刊された。国府や国分寺、更級日記から道路原標まで盛りだくさんの内容で、市原を知る本、市原研究の新たな道しるべとして期待される一冊です」と記載されています。
 この「ふるさと市原を知る本」のコンセプトを掲げて2号も編集し、内容も専門書から史蹟案内的なものまで盛りだくさんです。例えば、次のような疑問に対するヒントや回答が散りばめられています。
①更級日記に登場する「いまたち」は市原のどこなの?
②市原に赴任してきた国司たちは東京湾をどのような船で渡ったの?
③まぼろしの上総国府を「ブラタモリ」的地形観察をしたら何がわかるの?
④県指定無形文化財の「柳楯神事」から見えてくるものは何?
⑤飯香岡八幡宮の生い立ちはどうなっているの?
⑥市原はどうして足利氏に関連する遺跡や文化財が多いの?
 研究会では会誌2号(A4紙84ページ)を一冊700円で一般頒布しています。申し込みはFAXにて。なお、平成32年(2020年)には更級日記の作者・菅原孝標女が市原を旅立ってから千年紀を迎えます。会誌3号では「更級日記小特集」を企画します。各方面の寄稿を期待しています。
 また同研究会はどなたでも自由に参加できるセミナーを隔月開催。1月13日には「ぺリー来航と上総市原郡の村々」「上総の須恵国造と馬と水陸交通」をテーマに行われました。次回は3月を予定、シティライフ情報欄でもお知らせします。詳しくはお問合せを。

TEL・FAX0436・23・1098

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…
  2.  昭和を代表するスター「石原裕次郎」は今年、生誕90年。映画やドラマで大活躍し、歌手としてもヒット曲多数。誰からも愛された「裕ちゃん」の魅…
  3.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月5日(木)~6月10日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける…
  4.  今年は小湊鐵道開業100周年。これを記念し、アートによる地域づくりの拠点である市原湖畔美術館は、小湊鐵道とコラボプロジェクトを進行中。小…
  5.  成田山公園で毎年行われる冬のイベント「成田の梅まつり」。会場は成田山新勝寺大本堂の奥、16万5000平方メートルもの広大な公園。四季折々…
  6. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…
  7.     ◆一席 記念日を遅れて祝い根にもたれ  一宮町 黒猫胡桃     ・老プランあまく見積り火の車  茂原市 道譯賢…
  8. 【写真】講演する家田さん      昨年12月、市原市市民会館で開催された『令和6年度市原市人権・男女共同参画フォーラム』。男…
  9. 【写真】はにわ博物館展示室の姫塚埴輪        昨年8月、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪(総数48点うち殿塚古墳30点、…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る