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GW後半は『アートいちはら2018春』へ
- 2018/4/20
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内田未来楽校のパラソルアートやマルシェ『伊丹陣屋』にも注目
5月3日(祝)から6日(日)10~17時まで開催される『アートいちはら2018春』(いちはらアート×ミックス実行委員会)会場のひとつ、内田未来楽校では地域プロジェクトとして、ワークショップ・パラソルアート『こころ晴々パラソル』と、手づくり感満載のマルシェ『伊丹陣屋』が実施される。
『アートいちはら2018春』に先駆け、期間中、会場を彩るパラソル作品づくりが、3月17日(土)、18日(日)と行われ、近隣の子どもたちや女性たちが集まり、50本ほど完成させた。さっそく教室内に吊るされ展示された。
パラソルは太陽を防ぐものというラテン語からきた言葉。内田未来楽校は市内で最も古い木造校舎。市民の手で修復・活用する中で、校舎を老朽化と風雨から防ぐ取り組みをパラソルで形にしたいと考えた。そこで市民参加型のアート作品として不要になった傘を飾ることに。会場に用意された100本以上のビニール傘は、小湊鐵道や市原中央高校、市原市役所、個人等から不要になったり忘れ物などが提供されたもの。
パラソル作りに参加した小学生の女の子に感想を聞くと、笑顔で「楽しかった。小さな風船(ヨーヨー)やビーズ、モールとか色々な飾りの材料が用意されてて良かった」と答えた。女性たちもカラービニールテープやセロファン、ポスターカラーなど様々な材料を使い、パラソル作りに熱中。「始めたら夢中になっちゃった」と笑顔を見せる。2時間ほどで2本完成させる参加者も。幼い子どもからお年寄りまでマイペースで楽しめ、出来上がりにウキウキするワークショップだ。
次回のワークショップは本日、4月21日(土)と22日(日)10~15時(時間内なら何時に来ても大丈夫。但し、個人差はあるが完成には1時間はみて)。参加無料。材料や道具は用意してあるので手ぶらでOK。「皆さんも世界にひとつだけのパラソルを作って、内田未来楽校をアートの世界に変えてみませんか」と、内田未来楽校の小出和茂事務局長。尚、22日には『糸掛け曼荼羅体験講座』も開催(有料)。
『アートいちはら2018春』開催期間中の5月5日(祝)、6日(日)10~16時に行われるマルシェ『伊丹陣屋』は市内だけでなく県内各地からバラエティーに富んだジャンルの作り手たちが集合。昨年11月に第1回が開催され、22組の出店だったが、今回は更にパワーアップして37組。市原市では初出店という作り手は12組、期間中、ワークショップも開催する作り手が4組。
ハンドメイド作品の販売に加え、ヴィンテージ雑貨やガーデン雑貨等の販売、ヘルシーなフード類や季節のお菓子の販売、人気のカフェやコーヒー屋さんの出店もある。売り上げの一部は、地元の皆さんの手で守り続けられた内田未来楽校の維持管理のため、『NPO法人報徳の会・内田未来楽校』に寄付される。
ちなみに『伊丹陣屋』というネーミングの由来について。会場である内田未来楽校は江戸時代に伊丹氏の陣屋(役所)があった場所で、周囲には商店もあり人々が行きかう賑やかな所でもあった。そんな歴史のある場所にたくさんの楽しいものが集まり、かつての賑わいが蘇ることを願い名づけられた。
人々の交流の場となることで地域活性化につなげようと活動を続けてきた『NPO法人報徳の会・内田未来楽校』の皆さん。アートイベント以外にも、定期的に季節のイベントや毎週(火)・(木)・(土)8時から朝市も開催。地域づくりに取り組む団体を支援しようと、地方新聞46紙と共同通信が設けた『第8回地域再生大賞』にて優秀賞を受賞。今年2月、表彰された。今後の活動の励みになるだろう。
市原市南部の里山や閉校を舞台に、現代アート作品の展示や体験型のワークショップなどを行うアートイベント『アートいちはら2018春』の他の会場は、上総牛久駅前(商店街)、市原湖畔美術館、高滝神社、IAAES(旧里見小学校)、月出工舎(旧月出小学校)、月崎駅、いちはらクオードの森、アートハウスあそうばらの谷。詳細や関連情報については、 『いちはらアート×ミックス実行委員会』へ問い合わせを。GW後半は南市原でアートを満喫しよう。
問合せ 内田未来楽校・小出さん
TEL 090・2661・5567
問合せ いちはらアート×ミックス実行委員会事務局
TEL 0436・50・1160