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川柳サロンで心も体も溌剌
- 2015/8/21
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山武市で13年以上活動をするボランティア団体ウィザードクラブが『サロンウィザード 介護保険を使わない幸せの会』(会員50名)を立ち上げ、今年4月から成東中央公民館を中心に活動を始めた。代表の岩井久江さんは「パソコン、歌声、読書、ウォーキング、川柳のサロンがあるので、参加して楽しく過ごしてほしい」と話す。
毎月第4火曜日に同公民館で開かれるのは川柳サロン。第2回の5月26日は本誌『お好きに川柳』で常連の安延春彦さんを講師に迎えての開催となった。メンバーは到着すると課題句と自由吟を短冊に書いて無記名で提出する。
句会では地位や職業を問わず、お互いを名前で呼びあう。今回の課題は『家』。選者が席次をつけ句を読むと作者が「春ちゃん」、「ますじ」などと名乗る。『父さんの家庭菜園あと5年』と詠み「夫はあと5年で80歳になる」と話した冨佐子さんに、安延さんが「まだまだ。女性ならあと15年はできる」と言い添えると笑いが起こった。それぞれ心情を話し、講評を受け楽しそうな会話が続く。『家ローンやっと終われば夫逝く』、『この家が絆深めた戦あと』など作者の生きた道がにじむ句もある。安延さんは「他人の人生を疑似体験できるのが句会の楽しさ」と語った。
メンバーは14名。初心者が多く、50代から『カップルとよばれとまどう八十路旅』と詠む80代までいる。乙女の柳号を持つ岩井さんは『趣味サロン溌剌シニア社交場』と詠んだ。会員募集中。
問合せ 岩井さん
TEL 090・3593・2860
HP http://wizardclub.net/