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初めて陶芸の土にさわる方 大歓迎! 本納陶芸クラブ【茂原市】
- 2020/6/4
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- 茂原市
茂原市にある『ほのおか館(旧本納公民館)』で活動する本納陶芸クラブ。成形や絵付け・釉掛けの講師を担当する山本さんが設立し、約30年になる。会長の大野さんは「今のメンバーで一番長くて20年くらい。陶芸経験のない方を主に募集しているので、メンバー同士教え合ったり、いつも和気あいあいです。私は今年で9年目ですが、退職後に何かしたいと思って入会しましたので、当時は本当に初心者でした」と話す。募集は茂原市の広報で行っており、現在のメンバー12名のうち大半がそれを見て入会してきたそうだ。取材時は活動がお休み中だったため、メンバーに作品を持参し集まってもらった。
ほのおか館でいつも行っているのは成形や絵付けなどの作業。始まるとベテランも初心者も関係なく集中し、会場内はとても静かだという。陶土は主に信楽焼の粘土を使用。窯は茂原市総合市民センターにあり、素焼き・本焼きを年3回ずつまとめて行っている。公民館活動なので、作品・共通の道具類・釉薬は手分けして保管。焼成時には、皆が『窯の先生』と呼ぶ市原市在住の鈴木さんに、指導に来て頂いているそうだ。
大野さんが今作っているのは急須などの『蓋物』。「本体とフタの合わせがとても難しいです。大物では高さ40センチの花瓶などにも挑戦中ですが、形は無限にあり、絵付けの練習も始めています」と言う。入会して8年くらいという林さんは「最初に作った湯飲みは、白の粘土に透明な釉薬をかけ、さらに上3分の1は織部の緑に。綺麗にできて、凄く嬉しくて感動しました。今は自分の作った花器に花を生けるのが楽しみで、円筒型の投げ入れにチャレンジしてます」と話す。20年続けてきたという藤田さんは、今は教えることも多いとのこと。「作るのはコーヒーカップ、夏はビアグラス。陶器のビアグラスは表に釉薬をかけますが、中は素焼きで焼き締めます。これがきめ細かな神泡を作って、しかもなかなか消えず、美味しくビールが飲めるんです!」と笑顔で教えてくれた。
1年目の鈴木さんは、「以前、ママさん陶芸教室に行っていたので、茂原に来たときに探して入会。食器を多く作ってますが、平たいお皿は縁から崩れやすく、とても難しいので目標にしてます」。同じく1年目の小野さんは「お猪口と徳利を作ってます。土佐の実家に頼まれ、何セットも作りました。粘土ひと塊を1回で使い切らないので、全部使う大きめのものを作りたいです」。最年長は82歳の須賀さん。「色違いの粘土を合わせて作る『練り込み』が専門で、マーブル状に練るのに技術がいります。皿や花瓶を作っていますよ」ととても元気。
活動は第1・2・3の金曜、13~16時。月会費2000円(粘土・道具代別途)。再開すれば見学も入会も随時OK。「まったく粘土に触ったことがなくても、練り方から教えますのでぜひ!」とのこと。
問合せ:大野さん
TEL.080・4900・0385