お正月のお供え餅

平成最後の年となりました。
今年のお正月は30年を振り返るような感じになるかと思いきや、まったくいつもと変わらず、来客の準備で忙しいまま、終わってしまいました。

そのお正月で、わが家でこの平成の間に変わったことと言えば、お供え餅の飾り方。自宅で餅つきをする兼業農家のわが家では、お供え餅も自分たちで丸めます。

日本の神様は、自分たちの祖先から繋がれた一族を守ってくれる氏神様、日本を守ってくれる天照大御神(アマテラスオオミカミ)、台所(かまど)の荒神(こうじん)様、疱瘡(ほうそう・天然痘)から守ってくれる疱瘡神、出雲大社などの八百万(やおろず)神など、まあ、いっぱいいるわけです。

なので、手のひらサイズの丸餅を二つセットにして、全部で12組作り、以前は、神棚だけでなく、外の納屋とか敷地内のいろいろなところにお供えしていました。今は、お供え餅のセット数は変わりませんが、ずらりと床の間に並べて、飾る手間を省いています。
お飾りにするには、外のあちこちまで全部掃除しないといけません。昔のような大家族だったら手分けしてできますが、核家族になると、さすがにそれは時間がかかりすぎて無理なので、思い切って簡素化した次第。

自然に乾燥するお餅はどんどんひび割れてくるので、1月4日には下げて、ぱきぱき手で割って(刃物を使ってはいけないそうです)天日干し。本当は鏡開きの11日か15日に割って雑煮にするようですが、わが家はからからになって細かくなったお餅を、油で揚げておかきに。美味しい冬のおやつにしています。

編集部 米澤

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  2. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  3.  マザー牧場(富津市)では、2~3月が羊の出産シーズン。今年は約20頭が出産。第1号は2月22日に生まれた品種「サファーク」の女の子。黒い顔…
  4.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月6日(木)~6月11日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける方…
  5.  新芽が出始めた春の里山を散策してみた。葉の色や形、大きさなど種類の多さが感じられる。葉の多様性といったところか。  そんな中で高い木の枝…
  6. 【写真】チバニアンガイドの皆さん  2020年1月、市原市田淵の地磁気逆転層を含む地層『千葉セクション』がGSSP(地質年…
  7.  前回、近い将来起こるであろう世界的な食糧問題について書きましたが、多くの学者は、私達が生き延びるには人間が何万年と育んできた古来からの農法…
  8. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る