新年、豪華な寄せ植えを玄関先に

 昨年11月末に辰巳公民館で『ガーデニング教室 正月の寄せ植え』が行われた。講師はグリーンアドバイザーの柳池繁さん。草花栽培についての講義のあと、長方形のプランターに、繊細な枝に咲く赤い花が美しいエリカ、ビオラ、正月らしいクロマツと江戸時代から人気を博し、赤い実をつけるヤブコウジを1株ずつ、葉ボタンとアリッサムを2株ずつ植えた。
「日本は四季があるので、その季節と温度に応じた草花を楽しむことができます。5月10日頃までは涼しいので、ヨーロッパ原産のエリカやビオラなど。それ以降はインドネシアなど熱帯地方からの植物が園芸店に出回ることが多いですね」と柳池さん。
 栽培に必要なのは適度の水と空気。雨がたくさん降ると、土の粒が小さくなって固まってしまい、酸素が充分に行き届かなくなってしまう。雨のあとは割り箸や熊手などで土をかいて空気を取り入れ、柔らかくしてあげるといい。また、たくさんの花を咲かせ、風通しをよくするためには、間延びした茎の先端を芽の上で切る摘芯と、花芽をあえて取り除く切り戻しは欠かせない。
 実習では、プランターの底に鉢底石の代わりに発砲スチロールを敷き、その上にバーミキュライトと草花培養土を施した。発砲スチロールは適度に空気を含み、安価で手に入りやすいのが長所。寄せ植えの前に、葉ボタンは黄色くなった葉を、アリッサムは下葉の種を、ビオラは花がらを取り除く。クロマツは「もみあげ」といい、枝の下の方の古い葉を落とす作業を。そして、それぞれの花の位置を決める。
 柳池さんは一人ひとりの作品を見て回りながら「高さのあるエリカを奥に浅めに、葉ボタンはやや斜めに。アリッサムは広がるので外側に置くといい」などとアドバイス。その後の育て方は、日が当たる場所に置き、株元に水をたっぷりあげること。ただ、やり過ぎると空気が入らなくなり根腐れの原因となるから注意。5月10日頃、エリカ、クロマツ、ヤブコウジは地植えにするとよい。
 基本は押さえつつも、選んだ株と配置でオリジナルの豪華な寄せ植えができ上がった。20名の参加者たちは、日頃から花を愛で育てている人が多く作業は手際よく進んだ。質問もたくさん飛び交う活気のある雰囲気。途中、芝を髪の毛に見立てた丸い頭の人形、芝ぼうず他2種の園芸品をジャンケンで勝った人にプレゼントするという楽しい企画も。最後は全員の寄せ植えを並べて眺め「きれいだね」とうっとりした表情の参加者たち。柳池さんの冗談を交えながらの楽しい講義に笑い声も絶えず、参加者からの拍手をもって講座は終了した。              

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