可憐な中国蘭で癒されて
- 2014/2/14
- 外房版

「『押日庵』と名付けたのは去年。みなさんがお茶を飲みにきてくれて、花を見ながら話ができればいいなと思って」と話すのは、いすみ市押日の自宅に建つ本格的蘭舎で中国蘭を育てる中嶋要さん(73)。中嶋さんと中国蘭との出会いは25年ほど前。東京で働いていたとき、デパートの屋上で偶然見かけた。「当時、疲れていたんでしょうね。可憐な花を見て心が癒されたのです。香りもよく、これなら自分でも育てられるんじゃないかと思った」そうで、今では1300鉢ほどの蘭を、まるで我が子のように愛している。
中国の高地に自生する中国蘭は高貴な花として流通してきたが、育てるのは比較的簡単だが、花を咲かせるのはなかなか難しいそうだ。一茎一花といわれる蘭の花が開花した今、『中国春蘭展示会』を2月24日(月)までの土~月曜(10~15時)に開催している。「もっと中国蘭を普及させたいと思っています。侘び寂びの世界を見に来てください」と中嶋さん。即売もあり。
問合せ 押日庵(中嶋さん)
TEL 090・4097・5243