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白球にチームの熱い思いをのせて 茂原ジニ【茂原市】
- 2019/12/31
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- 茂原市
『茂原ジニ』ソフトボールチームは、毎週日曜日の午後、茂原市立萩原小学校校庭で練習している。茂原にある唯一のシニアソフトボールチームで、年齢59才以上が入部の条件だ。12時半、ブルーのユニフォーム姿のメンバーが集まり、ウオームアップのランニングとラジオ体操、キャッチボール、バッティング・守備練習というメニューを16時までこなす。夏期8月と冬期12月、1月は練習を休み、年間の練習日は30日程。加えて練習試合が年間平均15試合、茂原市長杯や茂原ソフトボール協会会長杯などの公式大会に年2回参加している。
第3代監督の直塚勝之さんは、2004年2月の創部当初からのメンバー。「シニアチームなので、病気やケガで休部するメンバーもいます。現在は14名で実力はバラバラですが、和気あいあいと楽しく活動しています」と話す。ほとんどの部員が硬式・軟式野球、ソフトボールの経験者だ。チーム最高齢80才の斎藤武夫さんは、「体力維持のため、毎日4キロのウォーキングを欠かしません。そのおかげでプレーできていると思っています」と、ボールさばきも軽やかだ。ピッチャーの神津光弥さんは、闘病の為10年間のブランクがあったが、懸命なリハビリを経て、今年念願の復帰を果たした。バッティングピッチャーを務め、1日の練習で50球以上投げる。その他にも、市原市と千葉市のチームにも掛け持ちで参加し、シニアの千葉県大会で優勝、全国大会出場経験数回というメンバーもいる。
練習試合の相手は、東金市のシニアチーム『東金M.M.G(まだまだかんばるず)』と茂原市で40代の選手が中心の『ゴールデンウォーターズ』。「校庭を1年通して貸していただいているので、おかげで試合会場にも苦労しません。試合相手にも恵まれています」と直塚さん。
フリーバッティングでは、バッター以外全員が守備につく。「さあ、来い!」「ナイスボール」「ナイスキャッチ」と威勢のいい掛け声が上がる。金属バットの音が響き、ボールがグラブやミットに吸い込まれる音も耳に心地よい。たまにボールをそらして守備が乱れると、「ごめん、ごめん」「気にしないでー」とご愛嬌も。毎週真剣に白球を追い、仲間と汗を流すグラウンドでの時間は、選手たちにとってかけがえのないものとなっている。
『茂原ジニ』は、新メンバーを募集中。人数が増えれば練習で紅白戦もできるが、せめてあと2名欲しいとのこと。一緒にプレーをしたいという方は、是非問い合わせを。
問合せ:茂原ジニ・直塚さん
TEL.0475・22・0462